夢を見た。怖い夢。
いくつかあるよく見る怖い夢のうちの一つだ。


大勢の人間に追いかけられ捕まりナイフで体中を切りつけられ、何とか僕は逃げ出し、そして必死に走り、追いかけられ捕まりナイフで体中を切り付けられ、何とか僕は逃げ出し、そして必死に走り、追いかけられ・・・・(くりかえし)


という夢だ。


夢の良い点は、夢の中で「ああ、これは夢なんだ」と早晩気づけることだ(まぁ、気づいても、やはりナイフで切りつけられる時は痛いというか不快感というか恐怖というか、嫌な感覚はあるものだし、そして、念じて空を飛んで逃げれるようにしたりとか、全然違う楽しい出来事の夢に変えたりとか、夢の内容を変えることはなかなかできないものだが・・・)。夢であることに気づいたら、何かのきっかけで早く覚醒してしまうようにすることは何とか可能なことも多い。
夢のもう一つ良い点は、今後の展開が読めるということだ。何回も見ている夢だから。夢を早回しすることも多少できる場合もある・・・


今日の夢の中で僕は必死になって逃げていたし、追いかけてくる大勢の殺人鬼達を怖いと感じたし、生き延びようと懸命だった。しかし、現実の冷静な僕(死を望んでいる僕)がきちんと機能していたら、もしかしたら、逃げたり抵抗したりしないでそのまま死を受け入れていたかもしれない。さらには、気持ちに余裕があれば、神に祈ったり、相手を赦したりもできたかもしれない。


夢と違って、現実は、途中で覚醒などできないし、早回しできないし、今後の展開も読めない・・・


いや、もしかしたら。早回しできるのかもしれない・・・