統合失調症の人は、部分的に無関心、無頓着な場合が多い。
職場で同僚や上司に叱責・非難されても、そのまま出社したり。
病識がなくても、精神科薬を拒薬しながらも、精神科に通い続けたり。
アンビバレンツといった、反対の感情・思考・行動になってしまっている。

何故か?
昔の病名のごとく、精神が二つに分裂しているような仕組みがあるのかもしれない。

二分心というのを以前のブログにも紹介したが、脳の一方で指示的に「~せよ」「~だ!」と言ってくる精神と、もう一方で、受け身的に「非難されている」「おとしいれられている」と思う精神があるのではないのだろうか?

そこには、自分の意志で、自分の実感で、能動的に生きている様子がないように思う・・・

前回のTPJを紹介したブログで、自他を識別する能力が特異だということを言ったが、TPJが未発達だと、自分が能動的に生きている、あるいは他者とは違った独特のかけがえのない存在である、という実感を感じられないのではないだろうか?