目を閉じれば、今まで見えていた世界が見えなくなる。
眠りに落ちれば、現実がなくなる。
夢を見れば、違う世界を体験する。

今、あるこの世界というのは、自分次第でもあるのだ。
世界の中に自分がいるのではなく、自分の中に世界があるとも言える。。。

なんて、言葉遊びはやめたい。。。
鏡に映した物を見て物が増えたと考えるのと同じくらいナンセンスだ。。。


現実は物質があり、それを知覚する自分がいて、その自分というのは脳の化学反応によって存在する現象。
しかし、一つだけ、どうしても何らかの理由があってしかるべき問題がある。何故この自分が存在するのかという難問だ。

この自分というものがなくても、他人でもゾンビでも誰か代わりに精神機能を肩代わりしてくれていいものを、何故自分なのだろう・・・

砂粒が、なぜ自分はこの一粒の砂なのか問うことはない。考える、認識する、自覚する存在は、人間だけなのだ。