イライラすると物を投げたり蹴ったりする人がいる。物に当たるのは、物にも命が宿るという感覚をその人が持っているからなのかもしれない。山や海などの景色を見て感動するタイプの人かもしれない。
一方、イライラすると人に当たる人の場合(イジメをする人など)、人に自分と同じ感情や意識があると思わない、情性や想像力・共感性の乏しい人間である可能性がある。
では、物にも人にも当たる人は・・・まぁ、そう簡単に人間を分類できるわけがない。

物にも人にも当たらない人は、神や運命に当たるのか?神や運命にすら当たることなどせずに、諦めの境地で生きている人もいるのか?少なくとも僕の場合は神や運命を呪ったり、いや、馬鹿馬鹿しくなったり、諦めたりもする・・・
結局、人間は物に当たっても、人に当たっても、神に毒づいても、運命を呪ったりしても、結局、虚しいという現実に気づくはずだ・・・


(流れに任せ自暴自棄的に生きる人は、段々奈落への一方通行を歩むことになる。
環境や状況が、その人の進む道をある程度決めているのは仕方ないとして、その状況や環境を予め司っている神に対して、不平や抗議を主張するのも仕方ないとして・・・)