人には
自分よりすごいと思える人が必要だ。
じゃないと、
これだけ頑張っているんだから
自分が一番すごい
と思い込んでしまう。
あの人すごいな、
自分より全然頑張ってるな、
と思える人がいると
自分なんてまだまだだ
って思える。
自分以上はいないと傲慢になることほど
愚かなことはない。
自分以上を目指さなくなるからだ。
世の中には
理解を超えた規格外の人がいるものだ。
これ以上はない、
自分が一番
なんてことは
一生あり得ない。
10年介護して
自分すごい!と思っていても
20年介護している人だっている。
人は常に
自分の周りの
小さな小さな世界で生きている。
そのことを自覚できることが
重要である。
自分を振り返ってみるに、
小さな時から
親の期待はずれの子どもだったので
腹いせの言葉を浴びながら育ったためか
褒められても
素直に受け取れない。
何かを一生懸命やっても
まだ足りない
と自己卑下してしまう。
だからって
大きな課題を自分に課して
めちゃくちゃ頑張ろうともしない。
自分にできるはずないと
はなっから諦めている。
思えば
何にも頑張らないくせに
自分が一番不幸みたいに感じて
生きてきた。
純粋に
1ミリの不幸も感じずに
幸せさえ感じながら
過酷な状況を生きている人もいる。
たとえそれが幻想であっても。
私はいつも
そういう人を
尊敬と憧れを持って
崇拝し
我が身と照らしながら
生きている。
崇拝される側には
決してなれないが
自分が一番すごい
と思っている人よりは
ましな自分を認めよう。