『まず、ちゃんと聴く』
という本を読んだ。
「おわりに」に
"相手を想い、
それを誰かのせいにするのではなく、
自分にできることはないか、
自分が変われることはないかと思いながら、
コミュニケーションというものと
向き合っていることが
とても尊い"
とあった。
この本は、
企業における
上司と部下の1on1について
詳しく体系的に書かれた本である。
人間関係は
コミュニケーションで
成り立っている。
親子も友達も上司や部下も
信頼関係を深める方法は
同じだ。
どんな本を読んでも
同じようなことが
書いてあるにも関わらず
なかなか上手くいかないのが
コミュニケーションである。
それは
人間が
感情の動物だからかもしれない。
無意識の偏見や差別が
少なからず誰にでもあって
それを前提にして
会話を始めてしまうと
信頼関係は築きにくい。
「相手を一人の人間として尊重する」
という前提で望まなければならないのに
それがなかなか難しい。
親が子どもに何か言う時
一人の人間として尊重している
という態度で
接することができるだろうか?
夫と妻、上司と部下の場合でも
対等でない力関係が
成立してしまっては
いないだろうか。
人の話をちゃんと聴く以前の
心のありようが
信頼関係を築く
大切な要因だと思う。
どんな時でも
自分から変わることを
真摯に実践したい。