お盆は日本人が創ったご先祖様へのリスペクト | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

今日からお盆なので

仏壇を清掃し

賑やかに飾り付けした。


仏壇の下の開戸の中に

蝋燭やお線香などが

入れてある。


盆と正月、お彼岸

年に4回しか開けないそこに

一度も開けたことのない

箱があった。


何が入っているんだろう?


要らないものなら捨ててしまおう

という気持ちで

その箱を開けてみた。


美しく装飾された

分厚い表紙が付いたアルバムが

紐で綴じられ

納められていた。


中の写真がなかなか凄い。


テレビでしか見たことのない

セピア色の写真には

軍服姿の男性や

大正ロマンな女性

赤ん坊から爺さんまで

色々な人が写っていた。


祖父の若い頃のものや

父の子供の頃の写真もあった。


暫しご先祖様に思いを馳せ

自分のルーツを感じたのと同時に

こんな写真取っておいても

今後、誰が見るのだろう?

と思った。


かと言って

捨てちゃう?

のも気が引ける。


とりあえず

父が生きている間は

見ようが見まいが

取っておこう、と思い

箱はそのままにしておいた。


流れ星


最近では

とても手軽に写真が撮れる。


日に何枚も撮る人が

ほとんどだろう。


プリントも簡単だし

削除も簡単だ。


取っておきたくない写真は

秒で削除できる。


昔は写真を撮るのも大変だっただけに

深い意味があった。


いいことも悪いことも

写真にプリントされるのと同じように

心に深く刻まれた。


どちらが良いのかわからないが

自分自身がご先祖様と繋がっている

という真実を思い出すことが

お盆の意義なのかなぁ、

とぼんやり思った。