親の介護中、意地悪な自分を見つけた時 | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

同い年の従姉妹から

メールを貰った。


介護中の実父に優しくできない

意地悪になっちゃう、

という内容だった。


流れ星


彼女は10年以上前に

親の介護のため

岡山の実家に戻った。


既に両親共に90代だ。


彼女の人生では

親と暮らした時間が一番長い。


東京の大学に通い

その時に知り合った人と結婚し

二人の子どもをもうけ

巣立ったと思ったら

介護のために実家に戻り

今に至る。


誰かのためばかりの人生。


彼女にとっては

誰かのための人生が

自分のための人生

なのかもしれない。


虹


介護職員初任者研修の際

一番人気の先生が言っていた。


「利用者さんには優しくできるけど

家族となると別なのよね」


なんでだろう?


「血が濃い分

カァーっと来る」

と従姉妹は言っていた。


介護施設を利用している方にも

ましてや親にも

寛容で優しくありたいと思うのは

介護者として

自然なことだと思う。


ただ

仕事として血の繋がらない他人を

お世話するより

家族を世話する方が

遠慮がなくなってしまう。


甘えているからだ

と表現する人もいる。


でも心の奥底には

親を一番思いやっている

優しいあなたがいる。


"意地悪したくないのに意地悪な私"

に悩み

優しくなりたいと心から願う

世界一親を愛している

あなたがいる。


だから

絶対大丈夫。


意地悪な自分に気づいていれば

大丈夫。


必ず

優しい自分に帰着する

と私は信じている。