「やればできる」は勇気づけではない | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

24歳で私を産んだ母は

私に対して

過度な期待をした。


自分の子である以上、

頭が良くて

顔が良くて

スタイルが良くて

性格が良くて

みんなに好かれて

人気者であるべきだ、

と思っていた。


子どもは

自己中心的で

時として残酷なため

性悪説を唱える方が

一般的だ。


生まれつき

オール5な子どもなんて

いない。


流れ星


親がよく子どもにいう言葉

「(お父さんと)私の子どもなんだから

やればできるはずよ」


それを言われて

「はいそうですか」

と素直に聞く子どもが

どれほどいるだろうか?


多分その心理は

「やってもできなかったらヤバいから

やればできるという可能性を残しておこう」

と思って現状維持

といったところか。


まー

何百回と聞かされた

やればできる攻撃。


それが完全に

逆効果だということに

世の親は気づくべきだろう。


やる気のない子どもを

なんとかしたい気持ちは

よくわかる。


その対処法は

『やる気が出るまで待つ』

これしかないのではないか。


我が子であろうと

他人は変えられない。


内的動機づけがなければ

人間は動かない。


根気強く待てるか否か、

親としての度量が試されているのだ。