べつに、父のことが嫌いなのではない | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

秋晴れの

素晴らしい

三連休だった。


もちろん私は

叔母と父の生活援助のため

どこかに出かける

という選択肢はない。


隣町に

父の冬物のシャツを買いに行くのが

関の山だ。


そんな中でも

外に出ると

ビルに囲まれた狭い空が

まるでプリントした紙を

貼ってあるかのように

美しく見え

感動し感謝することができる。


流れ星


父は毎日

私に呼ばれると

テーブルに着席し

並べられたご飯を食べる。


それが済むと

着席したまま

ずっとテレビを観ているか

自分の部屋に戻って

パソコンを弄っている。


パソコンでやっていることは、

トランプゲームか

工事現場の映像をただ

流しているだけ。


私は

事務的なことしか話かけないし

「話かけないでオーラ」を

出しているので

滅多に会話をしない。


父のことを

嫌いなのではない。


平均寿命もとっくに過ぎ

せっかくの

『おまけの人生』を送らせてもらってるのに

無駄に時間を使っているみたいで

勿体無い

と思う。


腰痛持ちだが

普通に歩けるし

認知症でもない。


昔から

勉強も好きだし

ギターも弾けたし

スポーツもやっていた。


そんな意欲的だった父が

ジーッとしてボーッとしているのを見るのは

切ない。


ま、お年寄りって

そんなものかなぁ、

私も90歳になると

父の気分が

わかるのかなぁえー


虹


そこで

おせっかいながら

Netflixを薦めてみようと思う。


映画好きで

ついこの前まで

1人で映画館に行ったりしていたので

うちで映画が観られるなら

喜ぶかもしれない。


これから

何年生きるかわからないけど

精一杯

楽しい人生を過ごして欲しいのだ。