八月の憂鬱 | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

今年もまた

自殺が一番多い時期を迎えた。


理由としては

『いじめ』と思われがちだが

実際は

家庭の問題や

人間関係に起因するものの方が多い。


また

自分が誰かに迷惑をかけている

とか

居場所がない

と思った時に

突き動かされやすいそうだ。


この二つの要因は

高齢で要介護状態になった人にも

当てはまる。


介護してくれる実子に対して

迷惑をかけている

と思うのは容易に想像がつくし

社会的に貢献できていない自分は

この世にもう居場所が無い

と思うのも

当然だろう。


しかし

そういうお年寄りは

自殺の術がない。


自殺するにも

体力と気力が必要だ。


歳をとり

ましてや病に伏していると

そんな元気さえ無くなってしまう。


余計なことを考えないためには

認知症になるか

お金でお世話を買うか

どちらかだろう。


流れ星


子供達の場合は

どうだろうか。


大人は思う。


学校には行くべき

人生そんなに甘くない

逃げるお前は根性なしのいくじなし

いじめられるお前が悪い

etc.


「学校に行きたくない」と言う

子供の気持ちより

こんなことを言ってしまう

大人の気持ちの方が

よくわかる。


それなりに学校に通っていた

自分には

不登校の子の気持ちが

わからないのだ。


虹


私はかつて

不登校の子を持つ母親と

知り合ったことがある。


それはそれは壮絶な

夫婦関係、親子関係を経て

子どもをフリースクールに入れて

落ち着いた頃に

知り合った。


私の息子と彼女のご子息が

同年代だったので

子どもについての

おしゃべりは色々したが

私は変に気を遣ってしまって

何となく楽しくなかった。


私は言った

「私(の息子は不登校ではないから)

貴女の気持ちがわからない」


どこかで

うちの子は不登校じゃなくて良かった

と思ってしまった私は

そう正直に言うことで

誠意を示すしかなかった。


不登校が自殺に直結する訳では

決してないが

今までに死にたいと思わなかった人は

殆どいないと思う。


行動するのとしないのは

ほんの紙一重。


何億ものご先祖様がいて

その何倍もの犠牲の上に

奇跡的にいま

自分が存在している

ということに

感謝することが大切だと思う。