昨日の早朝
叔母から携帯に電話があり
「お腹が痛い」
との訴えあり。
叔母は以前から盲腸を患っており
痛くなるたびに薬で散らしていた。
「今度痛くなったら救急車を呼ぶように」
と主治医に言われていたので
とりあえず私に電話してきた。
口調からそれほど重篤ではないと判断し
タクシーで救急病院に行くことにした。
救急の患者ばかりが運ばれる大きな病室で
叔母が点滴を受けていると
隣のベッドに初老の夫婦が来た様子で
カーテン越しに会話が聞こえる。
ご主人の方が患者らしく
妻が「どう?」とか聞くと
「痛い、痛い」と繰り返す。
妻は「私お昼ご飯食べてくるからね」
とそっけなく病室を出て行ってしまった。
程なくして医師が来て
「痛みはどうですか?」と聞くと
「痛くない、大丈夫」
と夫が言った。
あれれ??
さっき妻には「痛い」って言ってたのに?
妻には甘えたいのかな
暫くして妻が夫のところに戻ってくると
仲睦まじく孫のことなどを
語り合っていた。
なんで救急とも思ったが
夫婦は歳をとると冷たい関係になるという
私の固定概念が良い意味で覆され
清々しい気さえした。
にしても男の人は
幾つになっても
甘えん坊ですな。