母親の記憶 | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

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50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

母の四十九日が終わり
一連の葬儀はほぼ目処がついた。

納骨は暖かくなったら
ということにした。

葬儀に関する手配やら
行政に対する手続きやら
何かと忙しかったので
88歳の父も疲れたようだ。

人は忘れる動物だ。

母とのことも多分
刻一刻と記憶が薄れつつある。

いつか私も
認知症になって
母を忘れ去ってしまうかもしれない。

認知症にはならなかった母は
亡くなる一週間ほど前に会った時
「お母さんのところに行く。」
と言った。

病気になってから
祖母の話をよく聞いた。

23歳で香川県から東京にお嫁に来て
祖母とは一年に一回
会えるか会えないかだったと思う。

四人兄弟の二番目だったこともあり
甘え足りず
母親への執着があったのかもしれない。

私は天国に行くことが決まっても
母のところに行こうとは
思わないだろうな…

だから母の記憶は無くなっても
ま、いっか。。

ただ亡くなった日のことは
忘れたくない。