お年寄りだって褒められると嬉しい | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

私は88歳の実父と暮らしている。

父は現役で仕事をしていて
認知症でもないし
持病も何もない。

過去にうつ病を患ったことがあったので
精神的に不安定な所があるのかもしれないが
普段は明るく楽しい人だ。

歳のせいか
耳が少し遠くなってきたことは
自覚しているらしい。

流れ星

私が洗面所で化粧をしていると
携帯のアラームが鳴った。

別の部屋にいた父が
「鳴ってるぞー」と言った。

そんなに大きな音ではなかったので
「この音が聞こえるなんて大したもんじゃん!」と言うと
パァっと笑顔になり
「そうだよな。テレビの音がちょっと聞き取りにくいんだけどな」

普通にできていたことが
できなくなっていくことが
歳を取るということ。

できなくなってきているのを
一番よくわかっているのは
本人。

「まだ大丈夫だね」と
他者が伝えてあげると
嬉しいんだね照れ