イライラが教えてくれること | 60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

60代シニア初心者のルンルンでドタバタな日常

50代で介護職を経験し実父と叔母の援助をしながら人生初の60代を生きています。これから『高齢者』と呼ばれるようになる私たちシニア初心者のために日常の自分を通して『シニアの心得』を発信しています。共感していただけると嬉しいです。ご一緒に歳を重ねましょう!

歳を取るとほとんどの場合
人はわがままになる
ように感じる。

実家のそばに住んでいる叔母82歳の
生活援助をしながら
父88歳の生活援助をしていると
両方から
こちらの都合も考えず
指図されることが多い。

忙しい時に
これやれあれやれと言われると
人は誰でもイラっとする。

そんな時
「なんで私ばっかり…」とか
「こんなにやってあげてるのに…」とか
不満ちゃんが頭をもたげる。

私は母の霊前にお線香をたむける。

すると母の
「ありがとう。」
という声が聞こえる。

亡くなる一週間前
容態が悪化して病院に呼ばれた。

母はやっとの思いで一命を取り留め
意識が戻った。

そして酸素マスクの奥から
私に「ありがとう。」と言った。

そして最後の力を振り絞って
私を抱き寄せた。。

そんなことを思い出していると
不満ちゃんはいつしか
いなくなっている。

私は
もっともっと
優しくなりたい
と心から思っていたんだ
ということを思い出す。