『39歳』全12話完走(一部ネタバレあり/2巡) | キスマイ FUJIGA屋 藤ヶ谷太輔観察ブログ

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『智異山』以外、4月後半の新作はすべて離脱しました(早い)視聴中のドロドロ不倫ドラマもそろそろ飽きてきてこのまま脱落の可能性大。安心して西武を迎えられますが連休残りは何しよう?『エンドレスでドン・ジュアン見なさい』というふじがやくんの思し召しと信じて過ごしたいと思いますが、ドン・ジュアン公式Youtubeアカウントを失った私のメンタルは底です(察し)ジフニ祭り展開しながら同時進行で観たドラマその③ジフニ祭り開催中だったのに何が私をそうさせたのか(3度目) 
 
◆39歳

『うれしいことも悲しいことも、ともに乗り越えてきた親友3人組。40代を目前にしたとき、それぞれの愛と人生、そして突然降りかかる現実に、強いきずなで立ち向かう。 』(Netflix『39歳』公式より)

イェジン姫ご本人が39歳であり独身最後の作品、そして本作最終回放送日当日がビニとの挙式という戦略的マネジメントはさすが。そりゃ話題にもなります(褒めてます)
しかしながら、泣いた泣いた泣かされた〜思いっきり泣いて心が洗われた。久しぶりにキャラクターに寄り添いながら泣ける作品に出会った気がします。何より深く考えさせられる作品でした。自分ならどうするだろう…という答えの出ない思いをぐるぐるさせながら視聴しました。
人間誰しも何かしらのストレスを抱えていて、微妙な年齢に差し掛かった時はどう乗り切るか、どう折り合いをつけるかって考えることがあると思うんですけど、どうでしょう。特に10年毎にやってくる『〇〇代最後の年齢』って年齢を重ねるほど深く考えがちのような。
夢を叶え充実した毎日を楽しく生き、明るい未来に満ち溢れてる層には無縁かもしれませんが『どう生きるか、どう生きたいか』というテーマと丁寧に向き合う、強い絆で結ばれた3人組のお話しです。
仲良しトリオにフォーカスしているとはいえ、華やかなキャリアの女優陣に対してお相手の男優陣3人が地味だな~(失敬)と思いながら見始めた『39歳』。しかし地味であっても(コラ)与えられたキャラクターをどう生きどう活かすのかという点において、最高最強の素晴らしい布陣でした。まずは盛大に土下座。

キービジュアルが公開された時に、春ドラマなのになんで背景が青々とした芝や木々でなく黄化や紅葉しかかってるんだろう…と感じたのですが、ああなるほど世代的なことかと納得。優しい光が溢れたテイストもこの作品を象徴しています。

キラキラとした青春時代、若さだけで突っ走れる時期は過ぎた。若者ではないけれど、中年と呼ばれるにも抵抗があるお年頃。『二度と戻らないあの頃』と美しい青春時代を回顧しながら、夜な夜な集まる三人組。どんなに努力をしても夢や希望が全て叶うわけじゃないという現実と挫折を知っているからこそ『このままで、この先もいいのか』『今までの生き方は正しかったのか』と考える。後悔しないためにも、人生設計を見直そうと考えてた矢先、彼女たちの中に突然、余命宣告を受ける友がいて…。

1話冒頭、葬儀シーンから始まるので、いきなり誰が亡くなるのかわかります(そんな)

 

残された時間をどう生きるか。

『私らしく生きる』ことを選択した彼女を強い絆で支えてゆく友人と周りの人たち。しかしそこに至るまでのそれぞれのキャラクターの葛藤は、派手な演出がない分『あなたの立場ならどうする?』と問われているようで身につまされます。(某店襲撃は謎だったけど)

 

『誰よりも楽しく旅立つ』ために、明るく笑顔で過ごす思い出づくりシーンが増えれば増えるほど寂しさも悲しみも倍増。そして最期まで自分らしくあるために”その日”と向き合い、粛々とエンディング準備をする彼女の凛とした姿にまた涙…過去を悔やみ、彼女との残された時間を取り戻したいと必死な彼に対して『それじゃ私の愛が色褪せてしまう』というセリフには大号泣。彼女を思う彼の愛の深さにまた号泣…

 

『誰よりも楽しく旅立つ』ために過ごした日々は、この先何年経っても永遠に『二度と戻らないあの頃』となって残された人たちの心にキラキラとした思い出として残るんだ…と思うとまた涙涙涙…「ラストは予想できるわ…」なんてうっかり思い込んでいると最終回の見事な回収にやられます。

最終回まで是非。