ビジュアル最強★なんて知ってますけど、特に今絶好調に美しいので、このままドン・ジュアンに突入してくれるだけでありがたいのに、たいぴーすふるのファンサマシーンで10周年を越えてますます深みにハマっていますね★こんにちは!
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再演のお話はすごく嬉しかった。前回のゴールが今回のスタート。キャラクター、作品、すべてにおいて前回を超えなきゃいけないし、すべてに対して奥行きと深さを出すのが今回のテーマであることを、演出の生田さんと話した。再演のプレッシャーは正直あるけれど、そこを乗り越えて、一生懸命、命を燃やして臨みたい。フラメンコの個人レッスンでは、先生方もすごく気合いが入っていて、新しいステップにも挑んでいる。見ている方にはたぶん、ほぼわからないくらいのちょっとしたステップの違いではあるけれど、それがすごく難しい。いろいろなことで、よりハードルが上がっているけれど、それも嬉しい。前回は稽古が終わったあと、みんなでご飯を食べに行って、リラックスした状態で舞台についての話をしていた。そこで新たな発見があったり、相談もできたけれど、このご時世で今回はそれも難しい。だからリモートでキャストと話してみようかと思っている。
ドン・ジュアンという作品は、国も違えば時代も違う。マリアに出逢って本当の愛を知るまで、悪徳の限りを尽くすキャラクターだし、見て下さる方もドン・ジュアンに共感する部分は、なかなかないかもしれない。でも、なぜ、観劇してくださる方をあれほど魅了するのか。それは、セビリアの地で命を燃やして、必死に生きているということが伝わるからだと思っている。そのエネルギーというのは絶対に忘れちゃいけないし、何よりも大事だと思っている。ドン・ジュアンが本当の愛を知ると同時に、嫉妬という感情を初めて抱き、今までになかった葛藤を抱える。ひどいけれど、まっすぐな人で、そういう部分もしっかり深いところまで表現して伝えたい。そして、なぜあの行動を選んだのか、その気持ちをもっと僕は考えたい。
『ミュージカルは見るものだ』と思っていた僕をこの世界に引っ張ってくれ、ミュージカルの楽しさと、このカンパニーに出逢わせてくれた生田さんに、とても感謝していると共に、どんどん恩返しをしていきたい。僕は、ドン・ジュアンを演じている時の感覚がすごく好き。勘違いかもしれないけれど、お客様が前のめりで見てくれていて、すごく楽しんでいるのが伝わってきた。だから再演がすごく楽しみ。
長期の稽古がない映像作品と違って、舞台ではひとつの役、ひとつのシーンの心境を作るのに、時間をかけて作り上げていく。対峙する相手からのエネルギーをもらうことも大事だし、こちらからも相手にちゃんと伝わるように出していく。これまでの作品は役的に、内面を引きずられる役が多かったから、より相手の気持ちを大事にするところや、芝居の根本みたいなものを、より濃く学べたかもしれない。台本だと悲しいと思わず涙も出ないシーンも、実際に舞台に立って相手のセリフや気持ちを受けると、気付いたら涙が出ていたり、相手がいて心が動く瞬間があって、芝居をしていると『生きているな』と強く感じる。ミュージカルはどこか別世界と思っていたけれど、作品を見てミュージカルって楽しいと思ってもらえたり、キスマイのコンサートいってみようか…と思ってもらえたり、逆に僕のファンが他のミュージカルを観に行くようになったり、そうやってどんどん繋がっていけばいいと思っている。ただ、僕のファンでいてくれることが条件だけれど。笑
こんなご時世だからこそ、この作品を見ている時間だけは、しっかりとドン・ジュアンの世界にお客様をお連れしたいと思います。
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過去に何度も上演されていて、宝塚でもファンの多い演目、しかも2年ぶりの再演…『前回を超えなければ』のプレッシャーは余計あるよね…。
でもなぜだろう…今までの舞台って、自分がステージに立つわけでもないのに、初日が近づくにつれ大きくなる緊張感と不安。それは常にあったのに、今年はゼロ(9/22現在) まったくないどころか、日に日に期待MAX✨💖✨ 正直、楽しみでしかないです✨💖✨ キスマイのライブを迎えるようなトキメキとワクワク、安定した精神状態♡
それはきっと2年前の大成功を観客として体験しているからだと思うんですよね♡
あのステージを超えようとしているなんて、そりゃ期待しかないですよ✨💖✨
今はただただ、初日の幕が無事に上がり、大千穐楽まで恙なく走り抜けられることだけを祈ってます♡