最近FacebookやTwitterではやりのアイスウォーターチャレンジについて。

アイスウォーターチャレンジの発祥は、アメリカのLOWRIDER CAR CLUB(ローライダーカークラブ)とされていますが、一番最初は誰が?という部分は不明となっている不思議なチャレンジ。チャレンジルールは簡単、24時間以内に氷水を2杯かぶるか、100ドルを寄付する。また、チャレンジの前後で自分の次にやって欲しい人を3名指名するのもマスト。指名された人は、その様子を写メか動画で撮影してfacebookやTwitterを通して「やりましたよ!」アピールして終了。
ってものらしいです、僕も詳しく調べた訳じゃありませんが。

とにかくここ数日Facebookでやたら目にするので僕の思ったことを書いておきます。


最初にFacebookのタイムラインでみた時にルールはわかったけど、寄付する団体や口座の指定の無いのに個人的には驚きと疑問をもった。
チャリティー目的ではじまったのなら、寄付する団体や寄付の名目があって良いはずだ。

「飢餓や貧困をなくす」とか、「震災復興」とか、「安全な飲料水を世界中の人へ」とか、「教育を受けれない子供たちの為に」とかこの世界にはお金を必要としている。
まあ「安全な飲料水を世界中の人へ」ってことで100ドル(日本じゃ1万円みたい)が払えないからって、飲める水道水に丁寧に氷まで入れて被ってたら。
飲み水が無くて死んでいく子供たちや、何キロもある水を担いで何キロもある道のりを毎日、水を汲む為だけに何回も往復している人たちに、何て説明するのか謎すぎるけど。

僕の目にはただ氷水を被って「自分ってどうよ?」「良いノリしてるでしょ?」ってだけの物に思えた。
でもこれって面白いと思った、普段チャリティーに全く興味の無い人間にチャリティーに興味を持たせるのに最高に良いって思った。

氷水を被って「俺ってどうよ!!」ってのと、100ドルを慈善団体に寄付して「俺ってどうよ!!」
僕が言いたいのはこの2択のじゃどっちが『オイシい』のか?ってことです。

このチャレンジが回って来たときに、あそこの慈善団体がすごく良い活動していて、応援してるから100ドル寄付するよ。

僕は確実にこっちの方の人が『オイシい』し魅力敵だと感じる。

自分もそっちを選択出来る自分でいれたらって素直に思った。

そして100ドルの寄付の無限連鎖って凄く面白い。
3人→9人→27人→81人→243人→729人→2187人→6561人→19683人→59049人→177147人...
17回目には3の17乗で1億3千人を超えるらしい、仮にみんなが1万円寄付したらって考えたら1億3千×1万円=1兆3千億が寄付されるってことになる。

そして自分の100ドルを寄付するってことで、世界でどんな人が、どんな風に困っていて、それを無くして行くにはどんなことが出来るのかを考える良い切っ掛けになるし。

どんな志を持って、どんな活動をしている、どんな団体で、現在どんな運営がされて、困っている人を本当の意味で手助け出来ているのか。

もしくはこれからそういった活動をしていけるだけの団体なのかを真剣に考えて見極めて寄付をするってことの大切さを学べる切っ掛けになるって思う。