スノーボードやスケートをしていると、あまりビビらない人だと思われるけど自分は完全なビビリだ。
でもビビリだけどビビりたくないと思う気持ちがそこを超えていく自分になれるように心がけてきた。


なぜそんな考えになっていったかは、忘れもしないあれは小5の夏休みの学童のキャンプでの出来事が強く影響してる。

小学生の頃に何をするのにもどこに行くのにもいつも一緒の同級生の親友がいた、趣味も合うし仲も良いがお互いに負けず嫌いで喧嘩もよくした。

そんな彼と小5の時の毎年恒例のキャンプの時に滝から飛び込む約束をしていた、2人で滝の上に立った時に下を覗き込むことすら怖くてできない、それくらい怖かったのをはっきりと覚えてる。

ジャンケンでどちらが先に飛ぶのかを決める事になった、小学5年生の自分たちに男気があるわけもなく、負けた方から先に飛び込む事にしてジャンケンをした。笑

負けたのは自分で先に飛ぶのは自分になった。

怖くて飛び込めない...
滝の上で時間だけが過ぎていく...

どれくらい時間が過ぎたのかわからないけど、ジャンケンで勝った親友が「俺が飛ぶわ」と一言。

それからカウントダウンを要求して、みんなの「5、4、3、2、1、バンジー!!」の掛け声と同時に彼は飛び込んだ。

マジで飛び込みやがった、こいつヤバイ!!

これがこの時の気持ちで、このタイミングで自分も行かないと飛び込めなくなると思ってカウントダウンもなしに勢いだけで彼の後を追って飛び込んだ。

さっきまでの張り詰めたものが全て気持ちよさにかわって、今までにない気持ちの高揚を感じた。


そして次の日はキャンプ最終日でこの日も飛び込もことにして、2人でまた滝の上に立った。

でも昨日よりも強い恐怖を感じて飛び込めなっかた...

そんな自分を取り残し、やつはまた飛び込んだ。


一番負けたくないやつに負けたこの日の経験が、完全に「ビビリに強くあれ」と自分に常に語りかけてくる。

それにどうせ飛ぶなら先に飛んだほうが面白いって感覚を持った。

気づいたら周りからビビらないキャラにされてた。笑