体操競技は、男子6種目、女子4種目の総合得点で競います。
今回は男子6種目の中でも花形と言われる“鉄棒”について解説します。
体操で使われる鉄棒は、よく公園や学校にある鉄棒と全然違います
テレビで選手の演技を見ていると分かると思いますが、鉄棒が思いっきり“しなり”ます。
これは“焼きうち”という加工をほどこしてあるために、体操用の鉄棒は柔軟で強靭になるのです
選手はこのしなりを最大限に利用して、タイミングを図ったり、勢いをつけたりします。
昔の体操ではこのしなりの利用度が低く、一般にも広くしられる車輪もただ回るだけでした。
現在の車輪のスピードと比べると自転車とバイクくらい違うと思います
この種目は伝統的に日本が得意としていて、現在ではタレントをしている森末慎二さんが10点満点を記録した事も有名です。(現在は10点満点制度は廃止)
初級の技として逆上がりや後ろ回り等があります。
実は車輪も初級の技に位置します。鉄棒の車輪は、いわゆる助走という扱い方をされています
体操を始めたばかりという方は、まず車輪が出来る様に頑張ってください。
車輪が出来る様になると出来る技の幅が大きく広がり、急に鉄棒が楽しくなります
ちなみに、公園などのしならない鉄棒で車輪を思いっきりすると・・・・・・鉄棒が曲がってしまうそうです上級者の方はやっちゃダメですよ(笑)