こんにちは!今年初投稿です!今年もよろしくお願い致します!


さて、私は昨年車を買い替えました。前乗っていた車が古くなったこと、ローンが組めるうちに買っておこう!という事で買い替えをしました。

しかし最近の車、本当にいいですよね!私が初めて車を買った40年前なんてのはエアコン、オーディオなんて後付けでした。パワーウィンドウなんてまだ珍しく、窓を開ける時はレバーをグルグルまわしていました。その動作から、当時アイドルだったシブがき隊の振り付けになぞらえて「シブがきウィンドウ」なんて呼ばれてました。パワーステアリングがついてない車も多く、それらを「重ステ」なんて呼んでいました。だから今みたいに軽快に切り返しなんて出来ませんでした。すえ切り(この単語がわからない人も多いでしょうね?)なんて重くてしょうがなかった!でっバックする時なんか、身体捻って後向いてたんだから!

しかし今の車はパワステ、パワーウィンドウが当たり前。スライドドアだってハンズフリー。各種センサーがついて安全確認だってバッチリ。バックする時だってバックモニターとパワステで楽々!本当良くなっています。

便利なのはいいのですが、便利すぎるのもどうなんでしょうね?最近は洋式トイレばかりで正座の出来ない子供もいる。と聞きました!車でバックする時くらい身体捻ってもいいんじゃない?日常生活で身体捻るなんて事少ないんだから!そのうち稼働範囲が狭くなって後ろ向けない人も出て来るのでは?


私の仕事である金属加工業でも、工作機械は日進月歩で進化して良くなっています。私が就職した頃はNC工作機械(数値制御式工作機械)が出だした頃で、何と便利な機械ができたものだ!と思っていました。これら工作機械を動かすには座標計算をしてプログラミングする必要がありました。しかし今ではこれらも進化して、機械が聞いてくる数値を入力するだけで機械を動かす事が出来るようになりました。これを対話式といいます。座標計算出来なくても、機械が勝手にしてくれるのです。これは工作機械メーカーさんの経営戦略ではないかと思うのですが、各社それぞれの対話式を採用しており形式が様々です。ですからオペレーターは同じ工作機械なのにメーカーが変わると動かせないのです。一度そのメーカーの物を使うと、他メーカーさんの物が使えなくなるのです。車に例えるとホンダの車は運転出来るけど、トヨタの車は運転出来ない!といった状況です。


人が工作機械を使うのではなく、人が工作機械に使われているのです。しかもめでたい事に今のオペレーターはその事に気付いていません。ですから計算出来なくて機械に使われていても平気です。これからはAIも発達してますます機械に使われるようになるんでしょうから、今の内からこうやって感覚を麻痺させてるのでしょうか?

そうであるなら人口知能恐るべる!です。

私は、頭も身体も使わなければ退化すると思っています。ですからあまり便利になりすぎるのも良し悪しだと思っています。