こんにちは!

今回も引き続き企業の不祥事について書いてみたいと思います!

これはあくまで私の私見です。


何故?組織は内向きになるのか?それはズバリ「人事考課に好き!嫌い!」が反映されるからです。どんなに立派な人事考課制度を設けたところで、人間が介在する以上好き!嫌い!の感情が入り込むのは仕方ありません。あいだみつおではありませんが、「人間だもの!」好き!嫌い!が入り込む人事制度だから、どんな組織でもいずれ腐っていくのです。

好き!嫌い!の感情が入らないように考課項目を増やしても、それを逆手に取る奴は必ず出てきます。能力主義、実績主義に力点をおくと、成果を上げるために必ず悪い事をする奴が現れます。逆に5年先、10年先に成果が出るような仕事の仕方している人はどうやって評価するんでしょう?お客様が「この人は本当に優しい人だ!信頼おける人だ!」とか「この人は本当に私達の利益を考えてくれる人だ!今は買えないけど、将来買うならこの人からだ!」と思ってもらえるような人を、今どうやって評価するのでしょう?


やはりわかりやすいのは目先の利益。5年先、10年先の事など年寄りの経営陣にとってどうでもいい事なんです。自分がいる間だけ安泰なら後は知ったこっちゃないのです!

そんな経営陣の下で働く患部社員。彼等は上長に嫌われたらどうなるか?よく理解しています。だから患部にまでなれたのですから!そんな患部社員がイエスマンの部下に指示を出す!もうどうなるか?おわかりですね!


組織の末端で本当にお客様の事を思い、上司に具申する奴など隅に追いやられてしまいます。それでも上司に噛みつこうものなら「めんどくさい奴!」のレッテルを貼られて、どこの職場でも厄介者扱いされます。

部下に正論で攻められて、ちゃんと納得させられるような上司なんていません。「組織とはそんなモンだ!」「それが会社というモノだ!」とか適当な言葉で誤魔化されます。

言ってもラチがあかないので諦めます。そしてイエスマンに成り下がります。やってみるとイエスマンってラクなんですよね!自分で考えなくってすむから!言われた事だけやっておいて、何かあれば人のせいにする。しかも上司に好かれるように巧妙に!そんな事ばかり覚えていく!そして組織は腐っていく!

皆、この船は沈まない!と思っているだけで、もうどこからか浸水しはじめている!そんな船で大海原を漂うのは「航海」ではなく「遭難」です。