規制だらけ、日本。 | 賢いニュースの読み方。

規制だらけ、日本。

日本では、道路には「スピード規制」、「一時停止規制」、高速道路で、「強風注意30キロ」、「大雨速度制限50キロ」、また、道路だけでなく公園にて、「ペット禁止」、「ここで花火、バーベキュー禁止」、電車に乗れば、「シルバーシート」と、はじめて日本におとずれた外国人はあまりのルールの多さにびっくりするらしい。


それ以外にも酒を販売するさいの「酒販売免許」「たばこ販売免許」。

さらに中小都市の商店街を寂しくさせてしまった法律「大規模小売店舗規制法」(この法律についてはまたあとで詳しく書きます。)などなど、日本国民は知らず知らずのうち、ルールの多さになれてしまい、ルールなしでは生きられなくなってしまった。


話はすこしとぶが、こんな笑えない話がある。

東京のインターナショナルスクールで英語を教える40代のイギリス人が朝の通勤時、閑静な住宅街を歩いていたときのこと。

彼は信号はアカだったが、まわりに人がいないことを確認し、そのまま横断してしまった。


その直後巡回中の警官に呼び止められ、「あなたは、今なにをしましたか?」

と、その後、警官は乗っていた自転車から身を乗り出し、「今、アカ信号だったでしょ?無視したんですか?道路を渡る際は信号がになるまで待つのが規則だ。」と大きな声で怒り出した。


彼が「すいません」とひたすら謝っていたのにかかわらず、警官は外国人登録証の提示を求め、署まで同行を命じた。更に一時間以上も取り調べをされ、このまま投獄されるのでは、という恐怖すらあったという。

さらに更に、「お宅の先生の身元を確認したい。」と勤務先にも連絡し、警察からの連絡に驚いたスクールの経営陣は彼の携帯に連絡し、

「大丈夫か?なにがあったんだ?弁護士は必要か?」と彼にたずね、取調べ中だったので彼は小声で事情を説明したが、この話自体信じてもらえなかったらしい。


なんだかんだで午前中いっぱい取り調べを受け、勤務先のがっこうにたどり着いた。

職員室にはいってみると黒板いっぱいに大きな文字で

「赤信号の道を横断してつかまった偉大なる男の生還!!」と書かれていたという。


日本では、いったんルールをつくったらそれが絶対であり、臨機応変に対応することは一切認められない。

つまりルールがなければ成り立たない国だ。


バスが通勤ラッシュでいっぱいのとき、ひとりのおばあさんがはいってきた。優先席はいっぱいで優先席以外にすわっている若者も「ここは優先席ではないので、」ということをいいたげに一斉に寝始めた。

あまりにもルールが多すぎて自己判断を抑制されているいい例だ。

それなのに、自己責任論を国民に押し付け、教育ではゆとり教育を推進してきた。しかしこんな規制の多い日本でゆとり教育なんて実施したってなにをしていいのかわからないにきまってる。


近年、青少年犯罪が多発し、ニートと呼ばれる人たちが社会問題になっているが、日本の法律等の規制が原因のひとつであると思う。なにをしていいのかわからない、自分でいいこと、悪いことの区別がつかない、考えることが出来ないなどの原因は親の教育もあるがそれ以上に多すぎる規制に問題がある。


前に述べたイギリス人は

「イギリスの高速道路は日本のように表示板を設置していない。ドライバーは自分の状況で自分で判断し、スピードを調節する。日本人は運転中も現実の状況を確認しないで警察が見張ってないか?交通規制がないか?でスピードを切り替える。自己判断が出来ていない。だから非常識な事故が多い。」

規制が必要か、いるものといらないものを区別し、いらないものはどんどん廃止にして、まず自分で考えて、判断する、横並びではなく、いろいろな意見があるのだということを幼いときから勉強させることが必要だと思う。


参考著書:タイトル: お金とモノから解放されるイギリスの知恵 (著者: 井形 慶子)



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