不良債権についてお勉強 | 賢いニュースの読み方。

不良債権についてお勉強

不良債権とは銀行が貸したお金のうち、借りた側がなんらかの理由でお金を返せなくなったものや、利子の返済が長い間滞っているもの。

(著者: 池上 彰)タイトル: そうだったのか!日本現代史 によると、日本には人柄ややる気や情熱、将来性に期待してお金を貸すバンカーがいないらしい。


1938年に国家総動員法が制定され、これにより戦争遂行の為、金融機関の再現、統合がすすめられ、軍需産業への大量の資金投入の必要性から日本全体が間接金融(銀行からの資金貸し出し)と言う社会主義システムに移行した。

実は日本はこの法律が立法される前は欧米並みの資本主義経済をしていたらしい。

驚くことにこの間接金融という仕組みは戦後ずっと続けられ、戦後の銀行の貸し出しは軍需産業が日本の株式会社に置き換わっただけで最近まで(いまでも?)続いていたらしい。


戦後、日本は奇跡と言える経済成長をしてきた。そのときの司令塔が大蔵省という官僚機構であり、「護送船団システム」と言われるゆえんはその姿がまるで戦争中の連合艦隊にそっくりだったらしい。


話はそれたが、このようなシステムにより、銀行の独創性が育たず、大蔵省のいうがままに銀行は運営されてきた。独自の金融知識をみにつける必要がなかったためだ。


銀行は貸し出し先の土地の損失を計上することを恐れた。例えば12億の価値があった土地が8億に価値がさがってしまっても日本の会計制度の取得原価主義をうまく利用し、不良債権である土地の損失計上をしなかった。ひたすら問題を先送りにしているうちに銀行の経営が危うくなり、国に泣きついて公的資金を注入されたということだ。


どんどん先送りをするうちにデフレに入り、更に不良債権が生まれてしまった。

担保の土地を取上げても売れない。貸したお金も回収できない。

そのままにしておくのももったいない、じゃあ駐車場にするか?

こうして日本のバブルでのこったものは「コイン式駐車場」だけだった。


経営破たんしている会社に税金を投入し、救済するというのは資本主義ではない。

だいたい、何兆円というお金がなにに使われたのか、取材するマスコミはいない、それだけのお金がいったいどこにきえたのか?本来金融業とはまともな借り手にお金を貸し、儲けるものだ。


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