国家が時代遅れになる? | 賢いニュースの読み方。

国家が時代遅れになる?

 インターネットの出現により国境のない、グローバルな経済圏が出現した。

1989年ベルリンの壁が崩壊したとき、アメリカの資本市場はすばやく情報時代に移行した。ところが日本は情報時代にすばやく対応することができず、1970年代の高度経済成長の夢の中にいたために、1990年以降の経済はアメリカの一人勝ちになった。

 情報時代を生きる私たちに必要なことは世界はひとつであることを認識し、広い視野を持って行動することだ。

 国境がないとはどういうことか?

 このようなエピソードがある。

 とある青年がアメリカからカナダへ国境を越える際、「税関で申告しなければいけないような価値のあるものはもっているか?」

 ときかれたとき、その青年は束のフロッピーディスクを取り出し、

 「これはすくなくとも500億ドルの価値はある。」といった。

 この話を聞いた税関の職員はこの男の話を無視し、フロッピーディスクの束にまったく税金をかけることなく国境を通過させた。

 このフロッピーディスクはウインドウズ95の試作品であったというのだから本当に少なく見積もっても500億ドルの価値はあっただろう。

 そしてこの男こそ世界一金持ちと言われる若かりし頃のビルゲイツであった。

 

いまの時代、そのような超金持ちが大国よりお金をもっていたりする。

 恐ろしいことにビルゲイツのほうがアメリカ政府より、いい弁護士をやとうお金をもっている。いま話題の愛知万博もトヨタの力がなければ開けなかったといわれている。それは万博開催委員会の顔ぶれをみればあきらかだ。

 なにが言いたいのかというと国家という存在自体時代おくれになっているということだ。国家とは産業時代には強い力を持つことができた。

 アメリカ、日本などの国家はもう形だけでそれぞれの国を動かしているのは一部の超金持ち、財界に住む住人だろう。

 明治維新がおこった際、人々の生活は激変した。情報時代に移行することで国家というちょんまげは数年後にはなくなっているのだろうか?

著者: 手島 佑郎
タイトル: 貧乏でも金持ちの列に並べ―ユダヤビジネス哲学

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