【新入荷!】
◼︎大和屋善内 純米生詰
峰の雪酒造場は昭和17年に、佐藤信八氏が創業した蔵元です。会津若松の蔵元に生まれた信八氏は、喜多方にあった蔵元の大和錦に婿入りされ、その大和錦から分家をするという形で昭和17年に現在の場所に誕生しました。当時は大和錦第2工場という存在で、本家である大和錦は地元向けの酒を製造 販売し、当蔵は東京向けに製造 販売していた「峰の雪」という酒を製造したそうです。峰の雪では東京に出荷する酒を専門に製造していたという経緯から、今でも最も製造量が多い普通酒は地元では殆ど販売しておらず東京を中心に出荷されているとのこと。
現在は、普通酒の「峰の雪」、「大吟醸 蔵」、「生詰 蔵」、「本醸造 善内」などの特定名称酒を地元中心に製造 販売されています。一般的には普通酒が地元で特定名称は首都圏、という蔵が多いのですが、峰の雪はその逆で地元 に特定名称酒、首都圏は普通酒が売れています。
峰の雪は日本酒以外に「ミード」と呼ばれるはちみつを発酵した酒を製造しています。これはリキュールではなくきちんと醗酵させて醸造しているお酒です。 ミードはクレオパトラの時代から製造されていた、と伝えられている世界最古のお酒です。はちみつを水で薄めて、酵母を入れれば糖分は十分にあるため、発酵が始まるそうです。会津の標高600m~800mに自然自生するトチの花の蜜を飯豊山系の伏流水で希釈し酵母を、接種させ約1カ月ゆっくりと発酵させた高級ワインのようなキレ味と、さわやかな甘味と酸味のお酒が「美禄の森」です。深い森の中、水濡れ陽が全身にふりそそぎ森の妖精と時を忘れて遊んでいるような飲み口は、心の芯 から健康になるような感覚を覚える不思議な味わい。会津の自然の恵みをお届しております。
首都圏に酒を売っていたという経緯から、元々造られていた酒は淡麗辛口の酒だったそうですが、現在展開中の特定名称酒は「飲んで峰の雪とわかる酒」を目指されているとのこと。お酒は嗜好品、人それぞれ好みが違うものです。
10人の方が飲んで10人近くが美味しいと言ってくれる酒ではなく、10人が飲んで5人から美味しくないと思われても、1人がドハマりしてしまう酒、そういう酒を造っていきたいとのことです。
定番商品となります純米酒、生詰めタイプの28BY「大和屋善内(やまとやぜんない)」です。定番酒として大変素晴らしい仕上がりです。インターナショナルワインチャレンジ2016純米酒部門金メダル受賞。この機会にぜひお楽しみくださいね!
きときと富山を肴に今夜もほっこり日本酒で乾杯☆