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チームには柱となる選手が必要です。そうでないと緊迫した苦しい状況を乗り切るのが難しくなります。
声を張り上げてチームを鼓舞する選手もわかり易くて良いですが、静かな選手でも芯の強い選手が居てくれるとチームは慌てずに落ち着きます。
2年前のキャプテンがそういうタイプでしたね。本当に芯の強い選手でした。
お母さんは涙もろくてすぐに感動するタイプでしたが芯の強い方でした。
昨年、ボディーメイクの大会で優勝してました。
さて、話を戻します。
気が強いのと、芯が強いのは違います。気が強いだけだと、それよりも気が強い人にはめっきり弱くなったりします。
静かな選手とおとなしい選手も全く違います。静かな選手には闘志がありますが、おとなしい選手は甘ったれていることが多く見受けられます。
この差はどこでついたのでしょうか?
私はメンタルは強くなったり、弱くなったりするものだと考えています。鋼のメンタルなんてものは単に鈍感なだけだとおもっているくらいです。
試合の流れの中でも心は常に動いています。メンタルは強くなったり、弱くなったりしますが芯の強い選手はメンタルが弱くなっている自分を認めて、前を向くために自分を奮い立たせます。
他人の力を借りずに自分を奮い立たせることができる選手がチームの柱となっていきます。
試合は相手と戦うものです。試合中に常に自分と戦っているようでは話になりません。日頃から自分と向き合って、弱気な自分と十分に戦って勝利していないようでは芯の強い選手になどなれるわけがありません。
それには、本人が強くなりたい!もう逃げたくない!と強く強く思わないことには近づくことができない境地です。
いくら指導者が強くなれ!と叱咤激励しても本人が強くなりたいと望まない限り一歩も前に進みません。
私は、そこは自分のことだから自分で乗越えてこいと突き放します。
小学生だから仕方ないなんて甘やかすことは一切しません。
なぜならば、これまで20年間たくさんの子どもたちと出会ってきましたが小学生でも自分の弱さと向き合ってたくましくなれると知っているからです。
そして、いつもその成長を邪魔するのが親や指導者自身であることも知っています。我が子や選手を信じ切ることの難しさに直面したときにどのような行動をとるのかで子どもたちの成長は大きく変わります。