昨日は常任委員会の行政視察の最終日でした。
視察先は石川県金沢市です。
金沢市では、金沢城の城下町の都市構造がほぼ変わらない形で現存しており、もともと徒歩を前提とした都市構造なので、現代の自動車の交通には限界があるとの事でした。
そこで、「まちのり」という公共のシェアサイクリング事業を行っています!
これは「自転車を安全・快適に利用できるまち・金沢」の実現を目指したもので、
上記にも記載しましたが、自動車交通の限界を補うために、自転車を二次交通として充実させようと行っている事業との事でした。
この事業を安心安全に行う為に、自転車ネットワークを設定し、自転車の利用ニーズが高い路線を調査して優先的に整備をするというものです。
また、金沢自転車ネットワーク協議会というものがあり、国、県、市と警察などで協議をしながら事業を進めているという事で、とても感銘を受けました!
路面表示をして、自転車の利用者が分かりやすくすることで、自動車の運転手にとっても、安全になるということです!
他にも、様々な自転車の安全対策を行っており、あえて自動車道のセンターラインを無くすことで、自動車ドライバーは慎重になり、事故を防ぐことが出来たり、
指導や、中高校生を対象に自転車ルールとマナーに関する検定を行っていました!
ちなみに、1番間違いが多いのは、
歩道を自転車が走って歩行者に、危険を知らせるためにベルを鳴らす行為が正しいと思ってる人が多いという事でした!
正しくは、自転車は車道を走るということですね!
事業を行った結果として、平成20年度から平成26年度にかけて自転車関係の事故が5.4%減少したそうです。
最後に、自転車事故の発生状況の分析したものを頂いたので、掲載しますね。
これを見ると、車道を走らなければならない理由が良く分かりますね!
車道が狭くて危険だと思い、歩道を走ってしまうと、
加害になるリスクや出合頭の自動車などとの事故のリスクも増え、危険だという事をおっしゃっていました!
実は、狭い車道でも正しく走っていれば、車との接触事故はほぼなく、1番安全だという事も理解してきました!
なるほどなるほど!
大変素晴らしい事業で、行政が市民の事を様々な方向から考えて、施策をしている事が良く分かりました!
綾瀬市には金沢市と違い、駅がないので同じ事業を行っても成果が出ないかもしれませんが、安全対策は是非、取り組んで頂きたいと思いました!
出来れば、海老名駅、かしわ台駅、さがみ野駅、長後駅がある近隣市と協力して頂ければ、新しい二次交通として、まちが発展するのかもしれませんね!
これで、初めての行政視察レポートは終わりですが、学んだ事を十分活かして、これからもまちづくりに励んでいきます!
~おまけ~
今回視察に行ってみて、とても魅力のあるまちだと感じたので、0歳の娘が少し大きくなったら、ゆっくり家族で足を運んでみたいと思いました!
金江大志