露店でこのハサミを買いました。このハサミはすごく切れ味が良いです。
このハサミのケースを作ってみました。
一分で全貌が分かる動画はこちら↓
(全編動画は記事の下の方↓にあります。)
使う材料は紙。なので、しっかりと強度をださないといけませんね。
まずは裏紙などにハサミケースのおおよその形を描きます。
ハサミよりも7mmくらい大きめに線を引きました。
私はこの様な定規↓を持っていたので、それを使ってきれいな線を引いてみました。
これを真ん中で半分に折って線に沿って切れば、左右対称になるはず!
切り抜いた型紙を置いて、それよりも1cm幅広めの型紙を取ります↓
↓
こんな感じのハサミケースになる予定↓
では、この型紙を厚紙に貼ります。私は段ボールをばらした紙を使いました。
段ボールを水に浸すと、簡単にパラっと三枚おろしになるんです。
ハサミを入れる分のふくらみを持たせないといけないので、前面は柔らかめ、背面は固めにします。
断面図↓
というわけで、背面パーツには空き箱などの厚紙をはり、前面パーツには段ボール紙をもう一枚貼りました。
更に、ハサミを出し入れすると、内側が擦れて紙が破れて来そうな気がしたので、ペーパータオルを貼りました。
ペーパータオルで絵の具やら柿渋やらの筆をふいた後、それを乾燥させて捨てずにとっているんです。それを水で薄めたボンド(ボンド:水=1:1)で貼り付けると、丈夫になるんです。
貼った上から更にボンドをしみ込ませます。白く浮いてる部分は、水をしみ込ませるとすーっと貼り付きます。
外面にはお好みの紙を貼ります。私は小さな紙の切れ端を貼り付けて作った紙があったので、それを貼りました。
ただ、この紙、小さな切れ端が使っている内に剥がれてきそうだったし、こちらも丈夫にしたかったので、上から薄紙をはりました。ペーパータオルと同じ要領。
下の柄を活かしたかったので、ペーパータオルよりも薄い、紙ナプキンを使いました。ティッシュでもいいです。が、貼っている最中、すごく破れやすいです。でもま、破れたら貼り重ねればOK。
しかし、ここで、何となく全体を青っぽくしたくなったので、青い水性絵の具を塗り、さらにはラメを入れたかったのでメタリックペイントを塗りました。(メタリックペイントはダイソーのものです。)
フチにボンドをつけて、
ハサミを納めた状態で、前面を取り付け、
クリップで止めて、ちゃんとハサミが出し入れできるか、逆さにしてもすっぽ抜けないかを確認し、乾燥させます。
余分な部分を切り落とし。
これで完成なんですけど、革細工っぽく縫い目を入れてみようと思います。
目打ちで穴を開けて、糸を通していきます。
糸の通し方は、図にするとこんな感じ↓
糸の両端に針を付けて、8の字状に穴を通していきます。
端まで縫い終えたら、3目くらい返し縫いをして、ぎりぎりで糸を切れば完成です。
一応、糸を切ったところの穴に、ボンドを流し込みました。
フチの部分には『エッジコート』という塗料を塗ると良いようなんですが、そんなものは持ってないので、マニキュアのジェル状のトップコートを塗ってみました。けど、これは別に塗らなくてもよかったかな。
完成!
穴に対して糸が細かったので、縫い目が多少ガタガタに見えます。太口糸を使ったんですけど、それでは細かったです。2、3本束ねて縫えば良かったなー。
見た目は完全に革製品。実は段ボールだとは思わんでしょうよ。でも当然のことながら、革とは手触りは全然違いますね。紙なので軽く、皮より固くてカサカサとした手触りです。
作成の様子の動画はこちら↓
ハサミケースの構造、どんなタイプにしようか市販のものを検索して色々物色してみたんですが、フタをするタイプはいちいちホックを止めたりするのが面倒になるだろうなと思ったので、シンプルに差し込むだけタイプにしました。その代わり、逆さにしても落ちないようにぴったりサイズに作りました。
せっかく作っても使わなきゃ意味がないので、自分の性格に合ったものにしておかないとですね(笑)