以前引き取ってきた中に、この様なおしぼり置きがありまして。

一部汚れていたので、一閑張りをして小物入れにしてみよう!とやってみました。

 

一閑張りっていうと、『THE☆伝統工芸』って感じで、何となく敷居が高いイメージだったんですが、実際にやってみたら、紙を貼って、柿渋を塗るだけって感じで素人でも簡単にできました!もちろんプロがやったら仕上がりがガラッと変わるんでしょうが、私はできたしこで十分です。

 

その様子を一分で見れる動画↓

 

 

まず、私は一個目をボンドでやってみました。二個目は障子を貼るときに使うノリ。やっぱり違いが出ました。

 

ボンド:水=1:1にして、新聞をまんべんなく貼り付け、

 

その上から和紙を貼り付けました。

 

カーブの所で紙が余るので、適当にちぎってピッタリと貼り付くように貼っていきました。

 

あとは柿渋を塗るだけなんですが、柿渋って臭いがネックだと聞いたので、無臭タイプの柿渋を使ってみました。

 

無臭タイプの柿渋↓

 

 

 

私は近所のホームセンターで買ったんですけど、1リットルのしかなくて。ちょっと使ってみるだけなら一リットルは必要ないです。100mlでも十分です。まあ、一閑張りが結構簡単にできるってわかったんで、色々と作ってみようと思います!

 

そして、ボンドとノリの違いが、柿渋を塗る時に出ました。

 

ボンドの方は柿渋を一瞬はじきました。

だけど、ボンドは水にぬれると柔らかくなってくるので、それでもってちゃんと染まりました。薄く塗って乾かしを3回繰り返しました。

 

できあがり↓

左:ボンド

右:障子ノリ

 

若干ボンドの方が薄いかな?という感じでしょうか。障子ノリの方は、ノリが乾く前に柿渋を塗ったので、紙に柿渋がしみ込んだ差もでているかもしれません。

 

見た目は陶器のようですが、手触りは醤油せんべいっぽいです。軽くてカラっとした感じ。

 

その様子の動画↓

 

これを機に、一閑張りに付いて少し調べてみたんですが、昔は古くなったカゴに紙を貼って丈夫にして、そうやって長く大事に使っていたんですね。しかし、昔の人は、柿を発酵させたのを塗ったら丈夫になるって、どうやって気付いたんでしょうかね?本当に不思議です。

 

以前作ったエコクラフトのカゴ、紫外線で色あせてしまったんですけど、和紙を貼って柿渋を塗ったらいい感じになるだろうな。いつかやってみようと思います!