「ボケ防止には折り紙がいい。」
そんなテレビを見て、母が折り紙を始めました。
初歩の本を見ながら、奴さん、セミ、箱、ツル…
その出来栄えを見て、私は思いました。
それらは程なくしてゴミになる、と。
(↑ツル。母作。)
流石にそれは口に出せなかったけれども、自分でもそう思ったのか、はたまた飽き始めたのか、
「役に立つものじゃないと、作る意欲がわかない。」
と、自分から言い出しました。
「それなら飾っておけるような作品を作ったら?例えば くす玉 とか。」
集合体なら、多少ヨレヨレでも遠目で見れば色の塊として綺麗にみえるかもしれない、
天井のどこか高ーいところにでも吊るしとけばいい、
そう思った私は、ダイソーのくす玉セットを買ってきました。
100均の色紙は色が安っぽいと母は文句を言ったけど、出来上がる確立が限りなくゼロに近いのに、どうして余計なお金を出せましょうか。
案の定、作り方が難しいという理由で一個で挫折。
ほーらね、100均で良かったでしょ?そう思いながら、
「なら、いっそ違う花にしたら?これなら簡単やろ?余った折り紙が勿体無いやん。」
と、ネットに載ってた簡単な花の作り方をプリントアウトして渡したけれども、
自分で作った花の出来上がりが気に入らないようで、数個作っただけで、
「これ、イヤ。」
と、終了。結局、残りは私が作ることに。その完成品がコレ↓。
本当は伝承のくす玉セットでした。
因みに、産出されたゴミ予備軍は、後日ツルに折り直されていたので、それを繋げて『作品』に昇華。(この折り紙もダイソーのもの。)
セミは自分で柱に貼り付けてました。
その残り。
母が折り紙をするようになって、私もなんとなく折り紙を意識するようになりまして。
そんなある日、本屋でこの本を見つけました。
「折り紙の花でつくる 花のくすだま」(久保満里子:著)
簡単で、しかも美しい仕上がり!
ページをめくるごとに惹きつけられる美しい花まりを眺めながら、
これなら飽きっぽい母でも続けられるか、と思ったんですが。
やっぱり母は、折り紙を何枚かヘロヘロにしただけであっさり投げ出してくれました。
代わりにその続きを私が作り、次はこの花、次はこの色、
この折り紙だったらどんな花になるだろう…?
そうこうする内、くす玉にはまったのでした。
ちなみに、母は今せっせとゴミ箱を作っています。
こんな風に折りたたんでコンパクトに納められます。
作り方動画↓
「コレなら作ってもいい。」と思えたものなんだそうです。
要らない紙で作れて、しかも役に立つ!
しかも綺麗に折る必要もない!
脳トレとエコの融合!素晴らしい!!
料理の時の生ゴミ入れとしてなかなか重宝してます。
お陰で、キッチンの三角コーナーが要らなくなり、流しが広くキレイになりました☆彡