小学校の頃の絵や習字を母が保管してたのが押入れの奥から発掘されまして。

 

絵は一冊の本にしたんですが、↓

 

習字はわさっと半分折にして、ページに挟んでおしまいにしていたんですが、それを今回、和綴じの本にしてみました!

和綴じの本っていうと、ピシッとしたイメージ。しかし、習字の紙の状態は画像の通り、わっさわさのごわごわ。

 

どうなるかわからんけど、やってみよう!

 

中にはこんな風に画用紙に貼り付けてあるのもあって。

 

とりあえず、ばりっと剥がし、一枚ずつにばらします。

 

ノリの部分は破ったので、紙のサイズが合わずにごわごわ、角もギチャギチャですが、この状態でやっていきます。

字が綴じる部分で見えなくなるのが嫌な場合は、紙を継ぎ足す必要があると思います。

 

私は面倒なのでそのまま綴じちゃいますがね!

 

YouTubeで和綴じの仕方を見ていると、こんな風に角に何やら紙を貼っている様子でした↓

角がバラッとなりやすいから、それを防ぐためでしょう。

 

綴じようとしている習字の束は、角がギチャギチャで厚みもなくぺったんこですが、強引にやってみます。

紙の幅は綴じる部分より狭めにしないと、思ってた位置でめくれなくなりますね。

 

なんかお手本とはずいぶん様子が異なりますが、これで良し!

 

カバーをつけて、目打ちで四つ穴を開けます。

 

穴の位置は、本のサイズや挟むものによって異なります。

 

特に背表紙からの幅は、あんまり狭すぎると本を開いた時に破れやすくなるし、逆に広くし過ぎたら中身が見えなくなります。そこら辺の加減を考えながら幅を決めればいいんやなってわかりました。私は1.5cmにしました。さすがにこの幅はそろえた方がいいですが、穴の間隔は多少ばらついても目立ちません。

 

↓の図は、穴の間隔を目分量で適当に描いたんですが、わかります?

穴の間隔は適当でもバレないけど、背表紙の幅がズレるとガタガタなのがばれますね。そこだけはきっちり測りましょうかね。

 

糸の長さは本のタテの長さの3.5倍くらい。私は普通の太口糸を使いました。

 

太口といっても細いので、二本取りにしました。針に糸を通して、玉結びして本の間から通します。通す穴は端から二つ目。右からでも左からでもどちらからでもOK。私は右から二つ目の穴から通しました。

これは動画を見てもらった方がわかりやすいと思います。動画は記事の下の方に置いておきます。一応、文字でもがんばって説明してみますが、わかりにくいと思うので、その場合はそちらをご覧ください。

 

綴じる習字紙が薄いので玉結びがきっと破れると感じた私は、玉結びを大きくしてさらにボンドをつけました。

こっからスタート!まずはさっき通った穴に、今度は裏から針を通します。

キュッと引き締めたら、次はお隣の穴に上から下へ針を通します。

針を通した瞬間の画像が撮れれば良かったんだけど、撮れなかったので、針を通した後、糸を引っ張ってるところの画像↓。

 

注意点は針が糸に突き刺ささらないようにする事らしいんですが、どうしたって突き刺さってしまうので、針のお尻から穴を通すことにしました。

 

もう一度、さっきの穴に上から下に通します。

 

糸を引き締めるとこんな感じ↓

 

隣の穴へ。

 

とにかくこんな感じになっていけばいいんです↓

実際にやってみたらわかりますが、次にどこを通すかは「ここしかないでしょ!」って感じですぐにわかります。説明を読んだだけでは、かえってわかりにくいので、とにかくやってみてください。きっと「な~んだ!」って思います。

 

角はこんな感じ↓になるように糸を通せばOK。これも、実際にやってみたらすぐにわかります。

そうやって最後まで糸を通して、後は糸を結ぶだけ↓。

この画像を簡略化するとこんな感じ↓

伝わります?わかんない場合は質問ください。

 

完成!

 

だいぶ字が隠れてるけどまあいいや。

 

書道を習われてる方は、一年とか区切りごとに一冊にしていったら、自分の上達を楽しめますね!

 

動画はこちら↓

 

 

【ちょっと小話】

和紙や習字を書いた後の紙、実は現段階では資源として再利用できません。燃えるゴミです。

 

墨汁が付いた紙はともかく、和紙がダメなのは意外でした。紙としては上質なのに、燃やすしかないなんてもったいない!なんとか再利用できないか考えたいもんです。