夜勤者には

酷かも知れないが

夜中の3時


草木も眠る丑三つ刻を過ぎて終うと

途端に


心体は覚醒の準備を始める。

覚醒と眠りは

相対するように


睡眠の質(quality)を

劇的に低下させて終う。


どうも人体の体内時計・サーカディアンリズムとは


24時間の何時(いつ)

眠っても良いと謂う仕組みでは

無いらしい。


確かに

夜勤専従者の

見た事も無いような


深く抉(エグ)れた

両眼の下の隈(くま)

落ち窪(くぼ)みは


その真実を如実に

物語って居る。


黒く充血すると謂う事も在るのだと

痛い程に晴れ上がって居る。