私達の悩みとは


現実と理想の狭間より去来する化け物のようなものだ。



この化け物を見事、退治するのか?


この化け物に哀れにも苛まれて呑み込まれてしまうのか?




その決断は自分自身で決めるしかない。


敵は自分の内にあり


敵は自分自身を励ます理想という名の希望さえ


その内側へ宿している。




悩みなど憂いなど一刀両断の元、見事に打ち取ってゆけばいい。


巨大に観える敵でさえ


自ら自身の心の投影であり


蜃気楼のような幻でもある。



幻に打ち負けてはいけない。


蜃気楼に慄(おのの)き心を締め付けてはいけない。




希望という名の選択が


研ぎ澄まされた一閃の刃と成る。