最近やっと話題となっている”ウッドショック”問題
私達業界間ではすでに3月の初旬には

この問題が出始め対応に追われていました。

 

農林水産省 林野庁から2021年3月の

木材輸入状況が発表されました。

 

アメリカの住宅着工戸数(新築戸建)はコロナ禍による
在宅需要の増加と住宅ローン低金利により
2020年6月から急激に増加。
またアメリカはリフォームも盛んなので、

より一層木材不足に拍車がかかりました。

 

10月単月の着工数戸数は半年前の約1.6倍に相当する
10万戸を突破し
(日本の2020年年間着工数は約80万戸 月/6.6万戸)
史上空前の着工ブームになっています。

 

 

 

また2020年末から米国での輸入急増とコロナ禍の
影響で北米にコンテナが滞留して

アジアでコンテナ不足が発生。

 

 

以上の要因で

アメリカ、中国(中国も同様の現象)が
このコロナ禍の巣ごもり需要で木材を買いあさり
日本が買えない状況になりました。

 

これが”ウッドショック”です

 

なぜ?日本は買えないのかという疑問点ですが・・・
日本は品質重視、価格も抑えて買付を行っているが、
アメリカ、中国は品質などはまったく関係なしに
買付を行い、価格も日本の倍で買付してしまうので
当然売る側は日本には売らないですよね~


でもやっぱりアメリカ、中国は先手を打ち動いて
ますよね。さすがです・・・

 

コロナ禍が住宅業界にも影響を及ぼすとは・・・

 

これは今までにない事です。

 

世界的な巣ごもり需要により、世界的に住宅着工数
が増加、各国の大手サプライヤーは引き合いの増加
に伴い、昨年末頃より米松材を中心に日本向けの
供給を一気に抑える施策を実行しました。
輸入材を多く採用している日本市場は大きな打撃と
なりました。

 

このウッドショックにより、

木材価格は一気に跳ね上がりました。
1.2倍から1.5倍、材質によっては2倍以上です。
急激に上がったのでお客様に請求できるはずは
なく原価で飲み込む形となりました。

 

どこのメーカーも1棟あたり40万円~60万円は
原価があがったと思います。

 

大手ハウスメーカーなどは販売価格を軒並み
坪単価を5万円値上げしている状況です。

 

今後、しばらくは

木材不足や価格高騰は続くでしょう・・・

 

はやく落ち着いてくれれば。

 

コロナ禍によるテレワークの急拡大により
住宅に求められる価値が大きく変化しました。
通勤日数の減少、テレワークスペースへの
注目が相まって、郊外でも広い間取りを求める
傾向が強まりました。
分譲住宅の売れ行きが好調な一方、これまでの
要因により、材料が不足し建てられないことや


売り物件がコロナ禍により減少している!?
         ↑
コロナ禍なので地主さんは高く売却できない?
と思っているのか、全然売ってもらいない状況です。


需要と供給のバランスが崩れてしまっています。

 

需要はあるのですが供給が追い付いていかない
状況。
私は業歴25年になりますが

今まで経験したことのないバランスとなっています。

 

厚木市内の新築戸建では通常100件近くは
業者間の情報サイト、

レインズには登録の件数があるのですが・・・


今はな、なんと33件しかございません。

 

それだけ品薄状態となっています!

 

供給が追い付かなければ

当然物件は取り合いとなり価格が上がってしまいます。

 

長くなってしまったので

今後の不動産市況については

 


また、明日

最後までお読み頂きありがとうございました\(^o^)/

 

☆担当 野村☆

世界を変えてしまったコロナウイルスですが、住宅までも影響が出るなんて…

一日でも早く収束してくれることを願ってやみません。

 

次回、お楽しみに!

 

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