なぜ中国「海警」が日本領海に侵入してくるのか?最近、鳥島沖合での貴重な鉱物資源が大量に発見されたためだ。

 

特にエアーメタルが無尽蔵に海底に散在していることを知っている。最近、日本では、水深5500㍍の深海から試掘に成功したばかりであり、急に色めき立った海域である。

 

早速中国側は、それらの情報を基にリサーチしようと領海侵犯を繰り返している。中国は、世界的にもエアーメタルの主産地で、独占販売権を守ろうと躍起になっている。

 

日本近海にはこの他にも大陸棚と呼ばれる水深100㍍までには金、銀、銅、ニッケル、アルミニウム、石油、石炭などのあらゆる鉱物資源が埋没している。

 

これ等のことは、50~60年前から私が取り組んだ「海洋開発計画」で明らかにしていたが、日本政府は関心を示さず、仕方なく個人として海事業経営に乗り出した経緯がある。

 

残念なことに職業病であった潜水病に罹患したため「海洋開発」をあきらめた。宇宙開発より身近な海洋開発こそが日本国家の生きる道なのだが、無能な政治家たちには理解できないでいる。

 

しかし、中国はまだ日が浅いにも関わらず海洋開発の重要性を国家プロジェクトに取り入れている。そんなことも知らない日本政府は単なる領海侵犯ぐらいにしか思っていない。

 

台湾有事から日本有事など国土防衛にやっと目覚めたが、中国はすでに海洋開発プロジェクトに取り組んでいる。すなわち、日本はすでに侵略されていることを気づかないでいる。

 

与那国島や石垣島は、陸地防衛に血眼になっているが、与那国島周辺の尖閣諸島海域はすでに中国の国土にされている。目には見えないが海底の貴重な鉱物資源(特にエアーメタル)は確保されてしまった。

 

中国の国力や経済力は、日本の比ではなくもはや追いつけない位置にまで引き離されているのが現状である。日本有事の前に、すでに海洋国である日本が海底から侵略されている。