現在日本は、アフターコロナへの移行で無制限な外国人観光客を受け入れた結果オーバーツーリズムと化した。

 

そんな時、沖永良部島観光協会は総会を開催し「沖永良部島観光の方向性について島全体で真剣に考える時期がきている。地方創生目線での持続可能な観光に取り組み島を挙げて、この土地の魅力を向上させていこう」と会長は話した。

 

去年私は、機会を見つけて隣の島、沖永良部島を事情視察してきたばかりである。この地には、数年前から知名な元大学教授ご夫婦が移住してきていて、島民に啓蒙活動を行っている。

 

彼は、島の未来を考察しており理想的な島づくりを構築中であることを知り安心したのだが、中には一部彼の考えに反対するものガいたがその件を如何にまとめるかが今後の成功の鍵となるだろう。

 

さて、失敗している日本の観光庁の観光行政は、際限のない人間の欲望を放置し観光人数の増加と金儲けビジネスを主体に考えた結果がこのありさまだ。

 

日本全国の観光地は、何の規制もしないまま野放し状態にあったので各地でオーバーツーリズム化し、地元民に多くの迷惑を与え誰も責任を取らない無法地帯となっている。

 

例えば、東京渋谷の外国人男女が路上立ち飲み問題、富士・コンビニ集団撮影問題、京都観光地のゴミ問題など数えればきりがないなど、ひとつ間違えれば死亡事故になる寸前だった。

 

また、このままの放置状態が続くと罪のない平凡な日本人が巻き込まれる殺人事件が発生するのがわかる。

 

幸いなことに、今のうちにこれらのことに気付き沖永良部島の観光施策はゼロからのスタートをすべき絶好の機会となっている。単なる人口増や金儲け主義は島の将来を破壊することになる。

 

これからは町の将来性を見据えた観光行政を策定し、それに沿った町民の幸せ第一に取り組まなければならない。日本観光庁のような二の舞を繰り返さないようにしなければ狭い島の未来は暗い。