世界周遊の船旅を先取りしたフランスの船会社「ポナン」が所有する小型高級クルーズ船「ル・ジャック・カルティエ」(9988トン)が喜界島に寄港した。

 

先日も紹介した奄美に寄港する大型客船は、廃棄物処分の目的が寄港理由であり、奄美には大きなメリットがないので考える必要があると言ってきた。

 

昨年に瀬戸内町古仁屋に初寄港した「ポナン社」が開発した奄美群島の穴場コースを今年も訪れた。乗客152人を乗せ、喜界島を訪れたもので今年最後のクルーズ船となった。

 

このフランスの船会社「ポナン」には、日本人幹部がおり、現地調査をして穴場コースづくりに余念がない。去年には「ル・ソレアル」で富裕層の船客を古仁屋港に連れてきた実績がある船会社である。

 

例えば、これまでの大型クルーズ船では寄港できなかった風光明媚な奄美群島や先島諸島、南西諸島などの穴場を訪問する企画があり、観光コースを開発して努力している。

 

今回は、沖縄の慶良間諸島の座間味(スクーバダイビングのメッカ)から小回りしての喜界島入りである。今回は台湾人が中心の富裕層でゆっくり、のんびりとした船旅を楽しんでいる。

 

これぞ本来の船旅であり、真の船旅通である。是非ともこんな船客に寄港していただくようにしなければならない。また、物資を販売するだけでなく、自然や環境の良さを提供するべき時代である。