奄美大島は2月となり立春を迎え、春へと移ろいながらも暦の上では極寒の時期です。

 

島内では三寒四温を繰り返しながら、少しずつ春へと近づいていく。鳥南(トリバイ)と呼ばれるやや強い南風が吹き、ヒヨドリなどの渡り鳥が北上する。

 

ヒカンザクラのピンク色の花が野山や沿道を彩り、人気の果樹タンカンが旬を迎える。また、奄美近海にザトウクジラが来遊しホエールウォッチングが楽しめる季節でもある。

 

また、奄美の森に早春の音色と呼ばれるリュウキュウウマノスズクサが季節の花として咲くのもこの頃である。

 

2月3日節分、2月4日立春、2月5日旧小正月と過ぎれば奄美に本格的な春の訪れが感じられ、観光客も多くなってくる。もし、観光のため奄美行きを計画するならば、2月は未だ観光シーズンではないのでホテルやレンタカーは予約は簡単です。

 

奄美の観光シーズンはやはり初夏になり、海でのマリンレジャーが満喫できる頃なのですが、その頃になると予約がとれず、人出が多くなるのは覚悟せねばなりません。

 

私ならば、人出の少ない3月ごろに、先日紹介した喜界島・名瀬(奄美大島)・大島海峡・古仁屋(奄美大島)・平土野(徳之島)・知名(沖永良部)の船旅をひとりで楽しむことをおすすめします。