うに(海胆、雲丹) | 健康食品辞典

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〇うに(海胆、雲丹)

 ナマコ、ヒトデなとと同じ棘皮動物の仲間で、イガグリのような形をした海生動物の総称である。多くは浅海の岩礁の間や砂底に生息する。世界中に約860種分布しており、生殖巣部分を食用にする。わが国で食べられているのはバフンウニ、アカウニ、ムラサキウニなどだが、最近では南米産の輸入物も多く出回っている。

 ウニの主成分はタンパク質(生100g中16g)と脂質(同4.8g)で、エネルギーは120kcalである。ビタミンD以外の栄養素のほとんどが含まれており、カロチン(レチノール当量120ug)やビタミンE・B2・B12、葉酸も多いので、疲労回復や造血にも有効である。それほど多くは食べられないが、生食のほかに塩ウニ(粒ウニ)、練りウニ、蒸しウニ、焼きウニなどバラエティーに富んでおり、酒の肴にもよい。