ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』観てきました。日生劇場にて。


2017年のトニー賞ミュージカル演出賞受賞(7部門ノミネート)


実話を元にした作品。登場人物は全員実在するらしい。


2001年9月11日、ニューヨークで同時多発テロ事件の発生。急遽閉鎖されたアメリカの領空。

目的地を失った38機の飛行機と約7000人の乗客・乗員たち。

行き場のない飛行機は、カナダのニューファンドランド島のガンダー国際空港に降り立つ。

わずか1万人の人口の小さな島は一夜にして約2倍に。

人種も出身も様々な人々はこの地でどんな5日間を過ごしたのか…。


12人の出演者のみで100人近くの役を次々に演じる休憩無しの100分間のミュージカル。

この12人が豪華すぎる!


【キャスト】五十音順

安蘭けい

石川 禅

浦井健治

加藤和樹

咲妃みゆ

シルビア・グラブ

田代万里生

橋本さとし

濱田めぐみ

森公美子

柚希礼音

吉原光夫

スタンバイ: 

上條 駿、栗山絵美、湊 陽奈、安福 毅


【スタッフ】

脚本・音楽・歌詞:アイリーン・サンコフ/デイビット・ハイン

演出:クリストファー・アシュリー

ミュージカルステージング:ケリー・ディヴァイン

翻訳:常田景子

訳詞:高橋亜子


演者さん達はものすごく集中力を必要とされる作品だけど、観る側もものすごく集中していないと、展開が早すぎて、大きな衣装チェンジがない中で皆様が何役もされるので、色々頭の処理が追い付かないガーン


転換も役者さん達が行っているし、テンポ良くどんどん進んでいくので、チームワークが本当に要求される作品。12人それぞれがメインだけど、それぞれがアンサンブル。稽古期間は約半年あったそうで、商業演劇ではなかなかの長期間の稽古だと思われる。

皆様大活躍されているメンバーだけど、それくらいやらないと難しい作品だろうなと改めて感じたのが、終演後、安蘭けいさん、石川禅さん、浦井健治君のトークショーがあり、大ベテランの方々が「覚えられないし、無理だと思った」と話されるほど。

だからこそなのか、本当に素晴らしい作品でした。心からスタンディングしたいと思って立ちました。(中にはそこまでじゃないけど、前の人が立ってるから立たないと見えないとかで立ったりすることもあるから爆笑)


最近、小劇場でもチケット代金が高くて、この作品も土日はS席16000円、平日は15000円となかなかのお値段なので、リピートしにくいけど、もう一回観たいな。

期待しすぎて、思ったほどじゃなかったあせるという作品がある中(※あくまで、個人的感想です)、期待以上でした合格