開腹手術(広汎子宮全摘出術)後13日目、明日退院という日の夕方、主人に来てもらい、病理検査の説明を受けました。入院病棟内の説明室で、主治医、看護師さん1名、主人、私の4名が同席していました。


私は予め簡単に結果を聞いており、それを主人にも簡単に知らせていたので〜淡々と説明が続きました。


初診の時から主治医は、「卵巣がんはお腹を切ってみないと、はっきり分かりません。かなり悪いと思っていた人が、開腹手術をしてみたら、大したことなかったということもありますし。」と仰っていました。私は当初、MRIやPETやCTなどの検査結果から、ステージⅠを疑われていたけれど〜先生が仰っていた逆バージョンだったようですえーん


ステージⅢとなると、生存率もかなり低くなるし、再発率もすごく高い。なかなか受け入れるまで時間がかかりましたが、子供たちの為にもそんなに早く死ぬわけにはいかない、もう覚悟を決めて抗がん剤治療をしていくしかない、そんな気持ちになりました。


最後に取り除いた臓器(癌組織)をHRD(相同組換え修復欠陥)検査に出すということで、同意書を書きました。私が頂いた資料によると、卵巣がんの患者さんの中で48%の人がHRD陽性で、陽性だと抗がん剤治療の後に、卵巣がんによく効くリムパーザというPARP阻害薬(内服薬)が使えるようです。でも陰性でも、セジューラという薬(こちらも内服薬)を使えるようです。またHRD検査陽性者のうち39%は遺伝性乳がん卵巣がん症候群BRCA1またはBRCA2ということです。


卵巣がんによく効くのならリムパーザが使えるといいな、でもBRCAとなると私自身乳がんの心配も出るし、娘たちの遺伝を考えると…とても複雑な気持ちになりましが、とりあえず検査は受けた方が良いと思い、同意書にサインしました。