「賭け麻雀、点ピンは合法と新たな黒川基準」 | 議員秘書の見た風景

議員秘書の見た風景

永田町から見えた日常を綴ります。

皆さんこんばんは。

元国会議員秘書のしんさんです。

昨晩の黒川東京高検検事長辞任を受けて、
今日の国会は、この件の処分についての質問で
一色となりました。

黒川麻雀「点ピン」法務省答弁にネット沸騰「点ピン合法キター!」「黒川基準」 デイリー




その中で、
予想通り、処分が訓告であったこと、
辞任がそのまま認められて、退職金についても
満額予定であることが、報じられると、

モラルハザードが心配になりました。

早速、ネット上では、
黒川ルールができたとして、

麻雀のレートが、黒川氏と同じものであれば

検察も手を出さない。

出せるはずがない。

こんな話題になってます。

笑われているというより、
呆れられているわけです。


たかが麻雀ということかもしれませんが

これくらい、検察官の品行方正さは、
当然の前提として、

国民の信頼の基礎にある。

政府は、大甘な処分をあえてすることで、
検察を試している。

これ幸いと甘んじたり、
元々の内部闘争の後ろめたさから

何もしないを選んだら、

検察を、政府がコントロールすることに、

お墨付きを与えることになる
ことに早く気づくべき。

巧妙な毒饅頭であることを。
そして、政府は更なる一手を打ってきた。

国家公務員法改正自体を人質にとっていたのは、
国家公務員、すなわち霞ヶ関全体を掌握するため。

その法案自体も塩漬けにする。
これで、他省庁の官僚から、
検察庁へのプレッシャーをかける。

政府側の仕掛けに対して、
検察庁はどう答えるか。

河井夫妻の立件で、お茶を濁すのか。
それとも桜を見る会で、倒閣を目指すのか。
岩のように沈黙を守るのか。


なぜ、検察庁法改正を国民が反対したのか、
国民が検察庁に期待していることは何なのか。

真剣に考えてもらいたいと
切に願います。


では、また明日。