危機管理なんでしょうが、困ることあるなぁ。 | 議員秘書の見た風景

議員秘書の見た風景

永田町から見えた日常を綴ります。

皆さんこんにちは。

国会議員秘書のしんさんです。

どうにも上がらない、
株式市場と、内閣支持率に、

政府与党の体力も、減退気味で、
こころなしか会館内も元気がなくなっています。



本来ならば、
国会議員が旗振り役になって、
国民を元気づける取り組みを
アピールしていかないといけないところですが、


見えない病原菌との戦いなだけに、
行動範囲が狭まってしまっているように見えます。

こんな記事も。

参院 感染した議員の氏名公表へ  産経新聞



民間でも、感染者が1人出てしまうと、
企業の動きがストップしてしまう。


それだけではなく、
その人が、どんな動きをしていたのか。
行動調査が入る。

もちろん、更なる感染者を出さない為に
との配慮ではありますが、

誰が、いつ、どこで、何をしていたのかが、世の中に公表される。

という事態は、

たとえやましい事がなかったとしても、
気持ちの良いことではないし、
いろんな人に迷惑かけてしまう。


まさに、プライバシーに当たることですから。


ここに、今回の新型コロナウイルス騒動の、萎縮効果の本質が
あるように思います。

ましてや、国会議員。

第一号が誰になるのかという不名誉と、
それが現実となった時の、国民への影響を
ふと考えてしまいます。


議員の秘密中の秘密である、

誰と、いつ、どこで会っていたのか。

これが、氏名公表と共に、
白日に晒されてしまう。

事務所を預かる議員秘書としても、

困ること満載。

その後の対応を考えるだけで、
スキャンダル並みに
具合悪くなりそうです。


この危機管理も、
杞憂に終わることを祈ってます。

そう考えてみると、秘書さん達の顔が
曇りがちな理由が、わかる気がしました。



では、また明日。