デザイン思考とSDGsで地球規模の課題に挑戦しよう! | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。


デザイン思考とSDGsは、私たちが住む地球に関する大きな課題に取り組むために役立つものです。

 

では、それぞれ何なのでしょうか。そして、どのように関係しているのでしょうか。それでは、見ていきましょう。

デザイン思考とは何か

デザイン思考とは、ユーザーのニーズや感情に焦点を当てて、創造的な解決策を探るプロセスのことです。デザイン思考では、以下のようなステップを踏みます。

  1. 共感:ユーザーの立場になって、その問題や課題を理解する
  2. 定義:ユーザーのニーズや感情を明確にする
  3. 発想:ユーザーのニーズや感情を満たすアイデアをたくさん出す
  4. 試作:アイデアを具体的な形にする
  5. 評価:試作したものをユーザーにフィードバックしてもらう

デザイン思考は、新しいものやサービスを作るときだけでなく、日常生活や学校で起こる問題や課題にも使えます。例えば、自分の部屋が散らかっているという問題があったとします。そのとき、デザイン思考を使って解決策を探ることができます。

  • 共感:自分はなぜ部屋が散らかっているのか、どんな気持ちになるのか、どんな影響があるのかを考える
  • 定義:自分が部屋を片付けたいと思う理由や目的を明確にする
  • 発想:部屋を片付ける方法や工夫をたくさん考える
  • 試作:考えた方法や工夫を実際に試してみる
  • 評価:試した結果、部屋が片付いたかどうか、自分の気持ちが変わったかどうかを確認する

このように、デザイン思考は、自分の問題や課題をより深く理解し、自分に合った解決策や改善策を見つけることができます。

SDGsとは何か

次に、SDGsとは何かを知るために、持続可能な開発とは何かを考えてみましょう。持続可能な開発とは、「現在の世代が必要とするものを満たすこと」であり、「将来の世代が自分たちの必要とするものを満たすことができるようにすること」です。

 

例えば、食べ物や水や医療などの基本的なニーズを満たすことはもちろんですが、平和や自由や教育などの人間の尊厳や権利を守ることも含まれます。また、自然や動物や植物などの地球の資源や生命を大切にすることも必要です。

 

SDGsとは、持続可能な開発目標と呼ばれる17の目標と169のターゲットからなる国際的な取り組みです。SDGsは、2015年に国連で採択され、2030年までに持続可能な世界を実現することを目指しています。SDGsの17の目標は、以下のように色々なテーマをカバーしています。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsは、私たち一人一人が関わることができるものです。例えば、自分の家庭や学校や地域で、節水や節電やごみ減量などの環境に優しい行動をすることや、友達や家族や先生や隣人などと仲良くすることや、自分の意見や考えを伝えることや、他人の意見や考えを聞くことや、困っている人や動物に手助けすることなどがあります。これらのことは、小さなことかもしれませんが、大きな影響を与えることができます。

デザイン思考とSDGsの関係

では、デザイン思考とSDGsはどのように関係しているのでしょうか。デザイン思考とSDGsは、以下のように相互に補完しあっています。

 

デザイン思考は、SDGsの達成に向けて必要なプロセスです。SDGsは、地球規模で起こっている多くの課題を解決するために、ユーザーのニーズや感情を考慮し、創造的な解決策を探ることが求められます。デザイン思考は、共感や発想や試作や評価というステップを通して、ユーザー中心のアイデアを生み出し、実現することができます。

 

デザイン思考は、SDGsの「自分ごと化」にも役立ちます。「自分ごと化」とは、自身や自組織の存在や活動がSDGsと どのように関連しているかしているかを認識し、持続可能性の観点から変容させていく過程のことです。デザイン思考は、自らが抱える問題や課題をユーザーの視点から見つめ直し、自らが与える影響や受ける影響を評価することで、「自分ごと化」の度合いや方向性を明確にすることができます。

 

SDGsは、デザイン思考の実践における共通の目標や指針です。デザイン思考では、問題解決や改善のためにアイデアを実行することができますが、その際には、どのような目的や価値観に基づいて行うかが重要です。SDGsは、世界中の人々が合意した持続可能な開発のための目標や指針であり、デザイン思考を用いて社会や環境にポジティブな変化をもたらすための方向性を示してくれます。

まとめ

この記事では、デザイン思考とSDGsとは何か、どのように関係しているか、どのように活用できるかについて説明しました。デザイン思考とSDGsは、私たちの社会や環境に関する重要な課題に取り組むために役立つものです。私たちは一人一人がデザイン思考とSDGsを理解し、実践し、行動することで、持続可能な未来を創造することができます。ぜひ、この記事を参考にしてみてください。

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