人道活動の4原則とは何か? | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

人道活動の4原則とは何か?

このブログ記事は、以下のツイートを参考にして書きました。

 

 

人道支援の分野で働いている者の仕事の指針となる4原則についてお話したいと思います。

 

それは、人道性、中立性、公平性、独立性という4つの原則です。

 

これらの原則は、自然災害から武力紛争まで、さまざまな危機の影響を受ける人々を支援するために必要なものです。

では、それぞれの原則がどういう意味を持ち、どういう意義を持つのか、見ていきましょう。

人道性

人道性とは、すべての人間に対して尊厳と権利を認め、苦しみや危険から救済することを目的とする原則です。

 

人道性は、人道活動の基本的な動機であり、目的でもあります。人道活動は、人間の苦しみに対して無関心であってはなりません。

 

また、人間の苦しみを政治的な手段や目的に利用してはなりません。人道活動は、人間の苦しみを和らげることに集中しなければなりません。

中立性

中立性とは、紛争当事者や政治的な争いに関与せず、偏りや差別なく支援することを意味する原則です。

 

中立性は、人道活動が信頼と受容を得るために重要な原則です。

 

人道活動は、紛争当事者や政治的な争いに加担したり、支持したりしてはなりません。

 

また、支援対象者を選別したり、排除したりしてはなりません。

 

人道活動は、必要に応じて支援することに基づいて行われなければなりません。

公平性

公平性とは、支援対象者のニーズや緊急度に応じて優先順位を決め、差別や偏見なく支援することを示す原則です。

 

公平性は、人道活動が効果的で効率的であるために不可欠な原則です。

 

人道活動は、支援対象者のニーズや緊急度を客観的に評価し、最も必要としている人々に最も適切な支援を提供しなければなりません。

 

また、支援対象者の意見や参加を尊重し、透明性や説明責任を確保しなければなりません。

独立性

独立性とは、自らの判断と決定に基づいて行動し、外部からの圧力や干渉に屈しないことを表す原則です。

 

独立性は、人道活動が自由で主体的であるために欠かせない原則です。

 

人道活動は、自らの使命と価値観に従って計画し、実施し、評価しなければなりません。

 

また、政府やドナーからの資金や物資の提供によって自らの判断や決定が左右されないようにしなければなりません。

まとめ

以上が、人道活動の4原則とその意味や意義についての説明でした。

 

これらの原則は、人道活動が人間の尊厳と権利を守り、苦しみや危険から救済することを目的とすることを明確に示しています。

 

また、これらの原則は、人道活動が信頼と受容を得ること、効果的で効率的であること、自由で主体的であることを保証するために必要なものです。

 

私たちは、これらの原則を常に念頭に置きながら、危機の影響を受ける人々を支援する仕事に取り組んでいます。

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