7月18日ネルソン・マンデラ国際デーとは?27年間も投獄されたマンデラと人権のために行動する | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

ネルソン・マンデラ国際デーとは?27年間も投獄されたマンデラと人権のために行動する4人の物語

 

今日は7月18日、ネルソン・マンデラの誕生日です。そして、この日は国連が制定した「ネルソン・マンデラ国際デー」という記念日でもあります。ネルソン・マンデラ国際デーとは、どんな日なのでしょうか?

ネルソン・マンデラは、南アフリカの人権活動家であり、反アパルトヘイト運動の指導者でした。

 

 

アパルトヘイトとは、白人と有色人種の分離政策であり、有色人種は差別や暴力にさらされていました。

 

マンデラは、この不公正な制度に反対し、平和的な抵抗を行いましたが、逮捕されて27年間も投獄されました。

 

しかし、彼は決してあきらめず、釈放後に南アフリカ初の黒人大統領になりました。そして、国民の和解と民主化を推進しました。彼は、人権のために自分の人生を捧げた真の英雄です。

 

マンデラデーは、2009年に国連が制定しました。この日は、マンデラの精神を称えるとともに、私たち一人ひとりが人権や社会正義のために行動することを促す日です。

67分間の奉仕活動

国連は、私たちに「67分間」の奉仕活動を呼びかけています。67分間というのは、マンデラが67年間も人権のために奉仕したことにちなんでいます。67分間は、掃除やボランティアなど、自分ができることを選んで行うことができます。

 

私も今年はマンデラデーに参加しようと思っています。私は、近所の公園でゴミ拾いをすることにしました。地球環境も人権の一つだと思うからです。みなさんも、自分にできることを見つけて、ネルソン・マンデラデーに参加してみませんか?一緒に人権のために行動しましょう!

 

人権のために行動する4人の人物

今回は、マンデラデーにちなんで、世界中で人権のために行動している人々の物語を紹介したいと思います。彼らは、それぞれ違う方法で社会を変えようとしています。彼らの物語から何かを学び取っていただければ幸いです。

1. マララ・ユスフザイ

マララ・ユスフザイは、パキスタン出身の女性教育活動家です。彼女は、タリバンによる女子教育の禁止に反対し、ブログやメディアで声を上げていました。しかし、2012年にタリバンの暗殺者に頭を撃たれて重傷を負いました。奇跡的に一命を取り留めた彼女は、イギリスで治療を受けました。その後、彼女は自分の経験を本に書き、国連で演説し、世界中で女子教育の重要性を訴えました。彼女は、2014年にノーベル平和賞を受賞しました。彼女は、現在もマララ基金という団体を通じて、女子教育のために活動しています。

2. グレタ・トゥーンベリ

グレタ・トゥーンベリは、スウェーデン出身の気候変動活動家です。彼女は、2018年に学校を休んで国会前で気候変動に対する政府の行動を求める抗議を始めました。この抗議は「フライデーズ・フォー・フューチャー」という運動に発展し、世界中の若者が参加しました。彼女は、国連や世界経済フォーラムなどで演説し、気候危機の深刻さと緊急性を訴えました。彼女は、2019年にタイム誌のパーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。彼女は、現在も気候変動に対する行動を求める声を上げ続けています。

3. マーカス・ラシュフォード

マーカス・ラシュフォードは、イギリス出身のサッカー選手です。彼は、マンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍しています。彼は、貧困家庭で育った経験から、子どもたちの食事支援に関心を持ちました。彼は、2020年に新型コロナウイルスの影響で学校が休校になったことで無料給食が受けられなくなった子どもたちのために政府に働きかけました。彼の運動は多くの支持を集め、政府は無料給食券の延長を決定しました。彼は、その後も貧困や飢餓と闘う子どもたちのために様々な活動を行っています。

4. ナディア・ムラド

ナディア・ムラドは、イラク出身の人権活動家です。彼女は、イスラム過激派組織のISによって拉致され、性奴隷として虐待されました。彼女は、何とか逃げ出すことに成功しましたが、家族や友人の多くを失いました。彼女は、自分の体験を公にし、ISの犯罪に対する国際的な調査と裁判を求めました。彼女は、同じような目に遭ったイラクの少数民族ヤジディ教徒のために声を上げ続けました。彼女は、2018年にノーベル平和賞を受賞しました。彼女は、現在もナディアズ・イニシアティブという団体を通じて、被害者の支援や復興のために活動しています。

 

 

以上が、マンデラデーにちなんで紹介した人権のために行動している人々の物語です。彼らは、それぞれ違う分野で違う方法で社会を変えようとしています。

彼らは、マンデラの精神を受け継いでいます。私たちも、マンデラの言葉を胸に刻んでみましょう。

"It is in your hands to create a better world for all who live in it." - Nelson Mandela

「世界中の人々が住むより良い世界を作るのはあなた方の手にかかっている」- ネルソン・マンデラ

 

以下のリンクから、マンデラデーについてもっと知ることができます。

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