グテーレス国連事務総長の国連総会への演説 | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

  国連事務総長の国連総会への演説

ニューヨーク
2022 年 9 月 20 日
総会議長、ご列席の皆様、
 
私たちの世界は大きな問題に直面しています。 
 
分断はますます深まっています。
 
不平等はますます広がっています。
 
課題はさらに広がっています。
 
しかし、混乱に満ちた世界で私たちが集まると、約束と希望のイメージが頭に浮かびます。 
 
この船はブレイブコマンダーです。高く誇らしげに国連旗を掲げて黒海を航行しました。 
 
一方で、あなたが見ているのは、海を往復する他の船と同じように船です。 
 
しかし、よく見てください。 
 
本質的に、この船は、私たちが一緒に行動するときに達成できることの象徴です. 
 
何百万人もの人々が飢饉の危機に瀕しているアフリカの角の人々に向けられたウクライナの穀物が積まれています。
 
それは、ウクライナとロシアからより多くの食糧と肥料を得るという前例のない包括的なイニシアチブの一環として、紛争の当事者そのものによって導かれて、戦争地帯をナビゲートしました。
 
困っている人に切実に必要な救済をもたらすために。
 
商品市場を落ち着かせ、将来の収穫を確保し、あらゆる場所の消費者の価格を引き下げる。
 
ウクライナとロシア連邦は、テュルキエの支援を受けて、巨大な複雑さ、否定論者、さらには戦争の地獄にもかかわらず、それを実現するために協力しました。
 
海の奇跡と呼ぶ人もいるかもしれません。
 
まさに多国間外交です。
 
黒海穀物イニシアチブは、非常に必要な食料を満載した数十隻の船の安全な航行への道を開きました。
 
しかし、各船は、今日の最も希少な商品の 1 つである希望も運んでいます。 
 
皆さん、
 
希望が必要です…。もっと。 
 
行動が必要です。 
 
世界的な食糧危機を緩和するために、私たちは今、世界的な肥料市場の危機に緊急に対処しなければなりません。  
 
今年、世界には十分な食料があります。問題は配布です。
 
しかし、肥料市場が安定しなければ、来年の問題は食糧供給そのものかもしれません。 
 
私たちはすでに、西アフリカやそれ以外の地域の農家が、価格や肥料の入手可能性の欠如のために、より少ない作物を栽培しているという報告を持っています.
 
アンモニアを含むロシアの肥料とその成分の輸出に残っているすべての障害を引き続き取り除くことが不可欠です。これらの製品は制裁の対象ではなく、間接的な影響を排除するための努力を続けます。
 
もう1つの大きな懸念は、ガス価格の高騰が窒素肥料の生産に与える影響です。これも真剣に取り組まなければなりません。
 
今すぐ行動を起こさなければ、世界的な肥料不足はすぐに世界的な食糧不足に変わります。 
 
皆さん、
 
全面的な取り組みが必要です。
 
幻想を持たないようにしましょう。 
 
私たちは荒れた海にいます。 
 
世界的な不満の冬が間近に迫っています。
 
生活費の危機が猛威を振るっています。 
 
信頼が崩れています。
 
不平等は爆発的に拡大しています。
 
私たちの惑星は燃えています。
 
人々は傷つき、最も脆弱な人々が最も苦しんでいます。
 
国連憲章とそれが表す理想は危機に瀕しています。
 
私たちには行動する義務があります。
 
それでも、私たちは巨大な世界的な機能不全に陥っています。
 
国際社会は、私たちの時代の大きな劇的な課題に取り組む準備ができておらず、取り組む意思もありません。
 
これらの危機は、まさに人類の未来と地球の運命を脅かしています。
 
ウクライナでの戦争のような危機と、世界中の紛争の増加。 
 
気候の緊急事態や生物多様性の損失などの危機。 
 
開発途上国の悲惨な財政状況や持続可能な開発目標の運命などの危機。 
 
そして、病気を治し、人々を結びつけ、機会を拡大するための有望な新技術をめぐるガードレールの欠如などの危機。 
 
私が事務局長になってから、ちょうど遺伝子を編集するツールが開発されました。
 
テクノロジーを人間の神経系と結びつけるニューロテクノロジーは、アイデアから概念実証へと進歩しました。
 
暗号通貨やその他のブロックチェーン技術は広く普及しています。
 
しかし、多くの新技術には危険信号の山があります。
 
怒り、怒り、否定性を収益化するビジネス モデルに基づくソーシャル メディア プラットフォームは、コミュニティや社会に計り知れない損害を与えています。 
 
特に女性や脆弱なグループを対象としたヘイトスピーチ、誤報、虐待が急増しています。
 
私たちのデータは、私たちの行動に影響を与えるために売買されていますが、スパイウェアや監視は制御不能であり、プライバシーはまったく考慮されていません.
 
人工知能は、情報システム、メディア、そして民主主義そのものの完全性を損なう可能性があります。
 
量子コンピューティングは、サイバーセキュリティを破壊し、複雑なシステムの誤動作のリスクを高める可能性があります.
 
これに対処するためのグローバルなアーキテクチャの始まりはありません。
 
皆さん、
 
これらすべての問題の進展は、地政学的な緊張によって人質にされています。
 
私たちの世界は危険にさらされており、麻痺しています。
 
地政学的な分断は次のとおりです。
 
安全保障理事会の仕事を損なう。 
 
国際法を弱体化させる。
 
民主主義制度に対する信頼と人々の信頼を損なう。
 
あらゆる形態の国際協力を損なう。 
 
このままではいけません。 
 
国際社会の一部のメンバーによって多国間システムの外に設立されたさまざまなグループでさえ、G-20 のように地政学的分裂の罠に陥っています。
 
ある段階では、国際関係は G-2 の世界に向かっているように見えました。今、G-nothing で終わるリスクがあります。 
 
協力なし。対話なし。集合的な問題解決はありません。
 
しかし現実には、私たちは協力と対話の論理が前進する唯一の道である世界に住んでいます。
 
力やグループだけでは決定を下すことはできません。 
 
有志の連合によって解決できる主要な地球規模の課題はありません。
 
世界の連合が必要です。 
 

 

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