今 有明海を眺めながら 電車に揺られています
ふと となりの席を見ると
小学校低学年の男の子とおばあちゃんがとても仲良さそうに
目的地の地図を広げながら
電車の旅を楽しんでいる
なんだか 涙がでそうになった
至って日常の光景だけど
今は亡くっているが 自分はおばあちゃん子だ
とにかく大好きで いつも一緒にいた
親には甘やかすなと言われていたが
おばあちゃんは いつもお駄賃をくれた
100円玉は いつもあったかい
実家の近くに神社があり 夏にはお祭りがあった
その夏祭りには毎年 絵画コンクールが一緒に開催され 絵が得意だった自分は おばあちゃんをモデルにし 絵を描いた
いつも金賞だった
だけど 中学生になると反抗期か
おばあちゃんを遠ざけた
あまり話すことはなくなった
おばあちゃんはさびしそうだった
おばあちゃんは 体調を崩した
入院したが 病状が悪化した
命が危なくなった
後で 聞いたが 意識がない中でも
おばあちゃんは自分の名前を呼んでいた
だけど 中学生の俺は 恥ずかしいのか
うとましく思い お見舞いにはいかなかった
おばあちゃんは死んだ
葬式でも泣かなかった
だけど 10年以上たった今後悔する
中学生の俺は恥ずかしいやつだ
大好きなおばあちゃんのそばにいればよかった
もっとありがとうと言えばよかった
今はおばあちゃんを見ると いつも思いだす そして 涙が出てくる
実家に帰ると おばあちゃんの仏壇でいつもごめんよとあやまる
いつか子どもができたら おじいちゃんおばあちゃんは大切にしなさいと言おう
さて そろそろ終点です
俺の隣の孫とおばあちゃんは 仲良く下車する準備をしています
こんな事をふと 思い出させてくれて
勝手にありがとう
おばあちゃんありがとう