「声の大きさが力の量と比例することはわかりましたが
あそこまでの力量があるとは、失礼いたしました。
本当に助けていただきありがとうございます。」
「へへ、少しは役に立ったでしょう。
風使いが一人仲間にいると便利だよ。」
「そうですね、心からそう思いました。」
草原の中で安堵していると
少しずつ夜が明けていった。
ヌールはいつの間にか眠っている。
握りしめた両手は爪で血が出てしまっている。
緊張しながら、よく頑張ってくれたのだと嬉しくなった。
そういえば半日以上一緒にいるのに彼が何者なのかをニャンコロメンは知らなかった。